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モトローラを売却から考えるGoogleの次なる一手


Alachia Does Droid 2 by alachia
Attribution-NonCommercial-ShareAlike License
Googleとレノボが、モトローラ・モビリティの売却で合意した、とのニュースが入ってきました。

Google、モトローラ・モビリティをレノボに売却。総額約29億ドル (更新)

まだ正式に両国政府の認可は得ていないようですが、おそらくはすんなりくと考えられます。

Googleは、2012年にモトローラから携帯部門を125億ドルで買収したものを、なんと29億ドルのディスカウント価格で売りさばくとのこと。

ほぼ100億ドル近い損失のようですが、モトローラ・モビリティの保有する特許や発明の知的財産権は引き続きGoogleが保有し、レノボはライセンスを受けて使用する。さらに、この知的財産に付随する先端研究部門も引き続きGoogleの傘下に留めおく、というもの。

もともと、モトローラの持つ携帯関連の特許欲しさに買収したのだから、特許と先端研究部門に100億ドル出して、Google的には美味しくない携帯電話事業本体は29億ドルくらいでいいや、という感じでしょうか(笑)

研究開発ラインへの影響は

今回の売却が成立しても、Googleの開発ラインにはあまり影響はないとも考えられますが、果たしてそうでしょうか。

Google謹製のハードであるNexusシリーズの生産にモトローラは関係していません。
ここに噛んでこれない当たりで、価格競争力がHTCやSAMSUNG、LGと互角に勝負できないというあらわれなのでしょう。


Google Glass V2 OOB Experience 36764 by tedeytan
Attribution-ShareAlike License
それではイノベーションの最先端を行く、Google Glassとかのウェアラブル分野についての影響はどうでしょう。

こちらも、研究開発の分野ではいくらか関係しているのかもしれませんが、生産ラインには関係できていない模様。

ハードとしては、あくまでAndroid携帯ベンダーでしかない。Androidの生態系を維持するために必要な、特許などは保有しているけれど、Google本体とのシナジー効果は薄かったのが実態です。

新興国を中心にシェアを伸ばしている世界最大のPCメーカーであり、スマートフォンのハードウェアメーカーでもあるレノボの傘下にある方が、モトローラとしての成長に寄与する可能性は高い。

また、レノボの側としてみれば、シェア争いをしているスマートフォン事業でリードするための技術とモトローラのブランドを手に入れることができる。

ブランドについて言えば、IBMから買収したパソコン事業でもThinkPadブランドはそのまま生かしています。こちらは開発部門もろともに買収した事例でしたが、その後も着々とシェアを伸ばしていますので、成功例と言えるでしょう。

今回の買収についても、おそらくレノボ的にはビジネスにかなり寄与することになるでしょう。
新興国を中心にスマートフォン市場は毎年ものすごい勢いで拡大しています。

市場がさっぱり拡大しない日本は置いてけぼりですが(笑)

レノボにとっては、モトローラをたったの29億ドルで買えるという良い買い物であるとともに、Googleにとってもお荷物感が漂っていたモトローラを知的財産だけを分離して処分できるという、両者の思惑が一致するまさにWIN-WINの取引とと言えるでしょう。

Googleの次なる一手はどこに向かうのか?

以前から、GoogleはNexusシリーズそのものを廃止するという噂もありました。
今回の売却のニュースを聞いた時点で真っ先に思い浮かべたのは、自社製スマートフォン事業の整理です。

もともと広告事業での収益を他に配分して、何か新しい、何か面白いことをやろうというのがGoogleの社是です。
今一番盛り上がっているイノベーション分野は、まずウェアラブルとロボット、自動運転車でしょう。

正直Androidに代表するモバイル事業はもはや成熟期に入ってきています。
OSは引き続き提供するものの、スマートフォン自体はほぼ完成してしまっているので、それほど面白みがありません。

今回の買収額に比べるとささやかなものですが、先日Googleが人工知能開発のスタートアップ、DeepMindを買収しています。

Googleが謎の人工知能開発スタートアップ企業「DeepMind」を500億円で買収

わずか5億ドル。
125億ドルのモトローラに比べれば格安ですね(違)


Packed in like sardines by Ѕolo
Attribution-NonCommercial-ShareAlike License
Facebookとの競争に勝って買収したようですが、それほどGoogleの事業におけるAIの位置付けは大きいものと考えられます。
詳細は明らかにされていませんが、この案件もラリー・ペイジCEOが主導したようですので、Googleにとってのプライオリティは最高ランクであると考えられます。

自動運転車やロボットにAIは必要不可欠です。
このDeepMindの技術を導入することで、自社の開発力をさらに高めようというものでしょう。

この2つの案件を合わせて考えると、Googleの次の一手は見えてきますよね?

SFの中にしかなかったものが、いよいよ現実のものになりそうな予感。
楽しみです。

Appleはモバイル決済のスタンダードを握ることができるか?


Swimming In The iPool by JD Hancock
Attribution License
iOSデバイスを使いには、AppleIDの登録が不可欠です。

そして、このIDには、かなりの高確率でクレジットカードなどのリアルで用いることができる決済方法が登録されています。
そうじゃないとアプリを買ったり出来ませんからね。

昨年のWWDCにおいて、Appleが公式に発表したデータによると、これまでに出荷されたiOSデバイスの累計販売台数はなんと6億台に及んでいるそうです。

アップル、WWDCで最新の数値データを発表--「iOS」デバイスの累計販売台数は6億台に

当然この総数すべてがアクティブなわけではなく、買い替えでリプレイスされたものを含めたとしても、数億台は確実なところでしょう。
iOSデバイスは、基本的にモバイルで利用するのが常なのですから、この持ち歩かれているデバイス内で、アプリの課金やショッピングで決済されているのですから、これをリアルでの決済に拡大できればビッグなビジネスになる可能性がある、というのは素人が考えても明らかですよね。

Apple Pushes Deeper Into Mobile Payments

こちらのWSJの記事では、Appleが業界幹部と話し合いをしているようだ、というもの。

これが現実のものになると、国内ローカルのおサイフケータイが滅亡して、国際標準に取って代わられるという、よくあるパターンのお話になりそうですが、Paypalなどもすでに同事業には食指を伸ばしています。

まだ展開されていませんが、おそらくiBeaconの発展形になるんではないでしょうか。
Bluetoothで店舗内に設置されたiBeaconのターミナルに接続して、AppleIDに紐付けされたクレジットカードで決済してしまう、というものが容易に想像つきます。

鍵は店舗側に導入インセンティブをどう用意するか~、なんですよね。
一番は決済手数料をめちゃ低率にするとか、あるいは月額固定モデルなんてのもアリかもしれません。

グロスで保有するユーザー数がめちゃ多いAppleですから、業界との交渉力も当然でかいワケです。
実現したら楽しそうですし、何よりケータイはどこでも持ち歩くのだから、リアルの原始マネーはおろか、クレジットカードさえも持ち歩き不要になります。

お出かけするときの持ち物が、一つ減るワケです。
ミニマルなスタイルを好む人には、なんとも素晴らしいお話ですよね。

楽しみです。

コミュニティの盛り上がりから衰退のパターンを知れば、衰退を防止できるか?


Vapor trails over the Boulevard Drive In Theatre at dusk by crowt59
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ちょっと古い記事ですが、別エントリーに関連するところがあって面白かったので、取り上げてみます。

新日本プロレスの売上を11億⇒25億にする社長の発言からわかるネットサービスが廃れる理由

この記事をまとめると、こんな感じです。
サービスが盛り上がる

熱狂的なファンが増える

サービス提供側の目線がマニアになり、サービスや訴求がマニア向けになる

新規ユーザが敷居の高さを感じる

古参メンバーが増えサービスが過疎る
この流れはウェブサイトの改善にも使える
というものです。
これって、 コミュニティの衰退防止にも役立ったりしないかな~?と思って、ちょっと考えてみました。

コミュニティの盛り上がりと衰退のパターン

閉鎖的で古い体質になってしまった業界も、元は盛り上がっていた時期があったはずです。

それがなぜ斜陽を迎えてしまうのか?という問いは古くからありますね。
先ほど挙げた記事の中にもありますが、コアなファンが影響力を持って、新人が参入しにくい雰囲気になることで、業界内の新陳代謝が損なわれて衰退に向かっていくのが、ポピュラーなパターンです。

衰退してきた業界なりコミュニティなりを盛り上げるには、ともかく新規参入を増やして、新しい血をどんどん取り入れていくことが重要です。

古代ローマがなぜあれほどの大を成し得たのか?
その答えは「敗者さえも勝者に同化する」という国是によるところが大きい。

敗れた国の市民でさえも、勝者ローマの市民と同等の権利を認め、有力者には首都ローマの元老院で議席を与えられることさえありました。
そうやって勝者と同化されたことで、「新人(homo novus)」が経済活動を引っ張って地域や国を豊かにして、その財を還元して芸術や文化が栄える、というプラスのスパイラルが続いていきました。

そんなローマでさえも衰退して滅亡するワケですが、その頃にはこの国是が失われていました。
もちろんそれだけが原因ではありませんが、新人を受け入れ続けることで隆盛を極め、受け入れなくなったことで衰退に拍車を掛けたことは、多くの歴史家が指摘しているところです。

・・・そんなビッグなところと比較してもしゃ~ないのでしょうが、どんな小さなコミュニティ、業界であっても、結局は同じなんですよね。

変わらないためには、変わり続けなくてはいけない

結論は見出しまんまです。

「保守」ってなんとなく悪いイメージで使われることが多いですよね。
古いものに固執するとか、既得権益にしがみつくとか。

本来の「保守」は、恒常性とほぼ同義です。
ディズレーリの「維持するために改革する」やバークの「保守するための改革」という言葉からもわかりますが、現状を維持するためには、変わり続けなくてはいけません。

哺乳類の体温が一定しているのは、周辺の環境に合わせて暑ければ発汗して体温を下げ、寒ければ震えて体温をあげているからです。
同じ位置に居続けるには、不断の見直しが必要なのです。

2000年前のローマ人でさえ、そのことは知っていました。

現代に生きる我々が、そんなことも知らないってなかなか言えませんよね?

業界内における新旧の軋轢をどうつなぐのか、ちょっと考えてみた


168/365 by drubuntu
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昔からの習慣に反して新しいことを始めると、決まって守旧派から文句を言われてしまう。
これってどんな業界でも同じようなもんでしょうか。

特に古い体質の業界では、そういう傾向が強いのではないでしょうか。

伝統でガチガチに固められたとある業界について、ちょっと調べてみましたら現代でもマジでそんなことやってるんですか!?と小さな驚きを感じた事例がありましたので、ちょっとその業界における新旧両勢力をどのようにすれば軋轢を乗り越えられるのか、一般論的に考えてみました。

お互いが理解の外にある

SNS時代の現代であっても、直接顔を突き合せないとできないコミュニケーションって確かにあります。身体性が左右するような微妙なニュアンスっていうのもあるし。
けれど、何が何でも絶対に顔を合わせないと参画できないっていうのも正直どうかと思います。

なかなか理解ができないんですが、例会に出て、偉い人の覚えがめでたくならないといけないような濃密なレベルのコミュニティって、あんまり好きじゃないです(笑)

そんな業界の人たちに、オンラインでコミュニティを形成するっていうのは論外らしいです。
古い体質なだけに、新規参入する若い人も少ないんですが、その業界は「若人が来ないのは嘆かわしい」という視点で考えているらしく・・・・。

新しい人たち 古い人たち
・組織に所属するとかめんどくさい、自分の好きにやりたい
・基本はオンラインで用が足りる(ときどきオフ会するくらいはアリ)
・もっと手っ取り早く上達するポイントだけ教えて
・組織に所属して師の指導を受けなくては上達しない
・オンラインなどもってのほか(顔を合わせないコミュニケーションに意味は無い)
・上達には、年月が必要

完全にミスマッチですね(笑)
そりゃ、若い人の新規参入なんて来るワケないじゃん(^^;

でも互いに必要としている面もある

この両者を結びつけるのは、なかなか難しいです。
ハッキリ言ってムリっていうか、ムチャです(笑)

でもそこをなんとかしてくれ、というオーダーなので、仕方がありません。
引き続き考えてみます。

双方とも態度に問題があるのは間違いありませんが、そこは仕方がありません。

けれど古い人にしてみれば、新しい人が入ってきてくれないと業界が尻すぼみになるのは自明の理。
けれど、新しい人に媚を売って、そっちに擦り寄るのもやりたくない、というジレンマ。

新しい人にしてみれば、ポイントを分かりやすく解説してくれるような人がいれば、楽に学ぶことができる、というのも事実。
けれど、わざわざ古い業界の流儀に合わせてどうこうしたいという気もしない。

・・・・こうして見ると、互いにちょっとは必要としているのだけれど、切実なのはむしろ古い人なんじゃないのかな、というところです。
けれどプライドが高いのは、むしろ古い人、という自縄自縛(笑)

さて、これをどう料理するべきなのか。

なんとなく解決策的なもの

結論:特効薬はありません。地味にやるしかない。

うわ・・・・なんか身も蓋もありませんね(^^;

どっちかというと古い体質の側の人が、どうやって新しい人の方向に歩み寄れるのか、という点がキモなんでしょう。
結局は、オンラインのコミュニティをどう立ち上げ、古い人にも新しい人にもシームレスに認めてもらっていくか、ということに尽きる。

結局「権威」はオフラインの方があると古い人は思い込んでいるけれど、その権威って自分たちが認めているだけ。
新しい人たちが「なにそれ?フォロワー10万人の◯◯さんの発言の方が権威ありますけど?」とか言い出したら即アウトだし。

メジャー感のない古い体質の業界って、そういうとこが厳しい面もある。

オンラインとオフラインって、背景も歴史も違うから、イコールフッティングにはなり得ないけど、近づけていくことはできるでしょう。

そこを工夫する方法論として、古い人たちからほんの何人かでも良いからオンライン側にも足を突っ込んでもらうことが有効。別に大物である必要はないけれど、「隗より始めよ」の故事に倣えばむしろ小者さんの方が良いのかも。
ちょっと立ち上がってきたら、順次大物さんを投入するというやり方が好ましい。この大物さんはメール程度はやってるくらいの人が良いですね。
紙しか使えない人だと大変だもの(笑)

この際に、大物さんとかには安くても良いから対価を払って仕事として入ってきてもらうとやりやすい。

新しい人が入ってきてもらうには、間口を広~くして、既存の組織っぽい面は出さないようにした方が良いでしょうね。基本ゆるい感じを出して。

うまく立ち上げていけば、元のパイが小さいとスケールすることは難しいだろうけれど、やり方次第で小商いくらいにはできそう。
面白い仕掛けを用意できるか、という点に掛かってくるだろうけど(^^;

こういう古い部分と新しい部分をつないで欲しいっていうニーズは、いろんな業界にありそう。
既存のコミュニティと新しいコミュニティをつなぐ、っていう小さな程度でしかないけれど、面白みはありそう。

有料メルマガは本当に儲からないのかについて考えてみたら、自主運営もアリなのではないか


Where's my mail? by Éole
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イケダハヤト氏が面白い記事を書いていたので、ちょっと考えてみました。

有料メルマガは儲からない:名だたる著者が死屍累々な理由を考える

このエントリのポイントは、有料メルマガは(普通にやっても)儲からない、というもの。
1 .生産力が足りず、息切れする
2. 編集者が不在
3. そもそもやる気がない(なれない)
で、結論としては次の点を満たしている人はうまくいきますよ、というもの。
・優秀な編集者を巻き込める
・コンテンツの生産力に自信がある
・強いファンベースがすでに形成されている
・強い告知チャネルを持っている
・読者の期待を裏切らない範囲で、コンテンツをうまく使い回せる予定がある
・当面は儲からなくても続けられる意志と余裕がある
という論法。
なるほど、そのとおりですな。

有料メルマガ購読のポイント

私も有料メルマガを2誌購読しています。


お勧めなので、よろしければ登録してみて下さい(笑)

これまでも、いくつかメルマガを購読してみましたが、最終的に残っているのが。この2誌です。
津田マガとかもお試し購読してみましたが、あれは肌に合いませんでした(^^;

コンテンツの面白さが重要なのはまったく同意。
メルマガだって読み物として面白くなかったら読みませんもの(笑)
堀江メルマガなんかは編集者も入ってるし、獄中からでも発行できるほど運営体制もしっかりしています。
このへんは、イケダ氏が指摘しているとおりですけど、自分に編集能力があれば編集者はいりませんよね。
佐々木俊尚氏は、元編集者なので個人運営のメルマガとしてはしっかりしています。
ただ個人運営なので、以前に体調を崩されたりして発行できないときが稀にありますので、そこはチームでやる場合の方が有利でしょうね。

面白くなかったら読まない。
根付けに見合ったコンテンツのボリュームがあるか、という点も大事ですよね。
佐々木俊尚さんのメルマガも同じだけど、堀江メルマガのボリュームは、むしろ過剰すぎて読むのが大変なくらい(笑)

私は、堀江メルマガは「夜間飛行」で購読してますが、Kindleに送信する機能を使って、そっちで読んでます。未読位置も記憶されるし、スキマ時間にちょいちょい読めるのでなかなか便利です。

とりわけ大事なのが、ファンを獲得できるほど発信力があるかどうか、でしょうね。
無名の1個人のメルマガなんて、そうそう有料で読んでくれるもんでもないし。
  1. 「面白いコンテンツ」を質・量ともに生産できる能力
  2. その「面白いコンテンツ」を編集する能力
  3. 発信者自身の影響力
自分で考えてみても、こんなポイントに落ち着きますね。
おおむねイケダ氏の論調と同じようなもんです。

メルマガスタンドを介さない有料メルマガ運営もアリでは?

メルマガは、けっこうメルマガスタンドを通じて配信する例が多いですよね。
配信する相手方が多い場合は、自分でユーザーを管理したり、クレームやメール配信されない場合のサポートとかを自分で行うのは、けっこう工数を要します。

しかしながら、損益分岐点を考えた場合、メルマガスタンドの手数料率ってけっこうバカにならない率のようです。
手数料は40%くらいが相場のようですが、損益分岐するかどうか、っていうレベルの少数ユーザーを抱えているようなケースだと、むしろその辺を直接やった方が良いんじゃないですかねぇ?

先述の佐々木俊尚さんのメルマガは、Paypal決済ユーザーは直接管理をしているようです。
私もPaypal決済を利用して購読してますが、こっちは手数料率がかなり低いです。

Paypalの国内決済の手数料は「3.6%+40円」です。

海外ではPaypalはスタンダードですが、国内ではマイナーですよね。
正直私もこのメルマガを購読するために登録しましたし(笑)

自分でユーザーを管理できるというのは、面倒でもありますが、メリットもあります。
先週始まったばかりですが、佐々木俊尚氏はPaypal決済で購読している読者を対象に「REVOLVER」に作成したコミュニティへ招待しています。

佐々木俊尚氏のコミュニティはまだ立ち上がったばかりですが、倖田來未さん、土屋アンナさん、板野友美さんなどがファンと交流するためのクローズドSNSのように使っています。

メルマガスタンドを介することで、工数を減らすことももちろん可能ですけれど、読者のメールアドレスなどはつかむことができません。
最終的にはKindleの定期配信とか、そういう方向が主流になるのかもしれませんが、読者と配信者を近づける手段として、こういう手法もアリなんじゃないかな~、と考えた次第です。

メルマガスタンドに売上の4割を持っていかれるのであれば、こういう方向性も良いんじゃないでしょうか。

そろそろリアルの現金決済って、絶滅しないもんだろうか?


Small Changes by yuichi.sakuraba
Attribution-NonCommercial License
財布の中の小銭。
めちゃ邪魔ですよね?

あれってどうにかならんもんでしょうか。

小銭だけじゃないです。紙幣もはっきりいってめんどくさいです。

手持ちがなくなったら、コンビニとかの現金自動販売機に行って銀行に手数料を払って払い戻してもらわなかやいけないし、買い物するにも財布の残高を気にしなきゃいけない。

邪魔もいいとこです。

個人的には、カード決済だけで用を済ませたい。
ポイントが付くから、譲っても電子マネー決済ですねぇ~。

電子マネーもチャージがめんどうなので、はっきりいってプリペイド型は嫌いなので、ポストペイ型のQUICPayを利用していますが、Edyとかに比較すると対応店舗が少ないのがネック。


Credit Card Issuers by Philip Taylor PT
Attribution License
特に筆者の生息している岩手県の田舎だと、電子マネー払いのできる店舗は大手の流通やコンビニくらいのもの。
コンビニ系は、Edy、ID、WAON系のリーダーしか置いてないのが普通なので、QUICPay対応は少ない。

既存店だと、使えてもクレジットカードどまり。
なので、必然的にカード決裁ばかりになってしまいます。
しかもカードをスワイプするんじゃなく、3枚複写用紙にサインするような、すごいレトロなスタイルだったり。

個店さんに話を聞いてみると、手数料率が高いし、入金まで時間がかかるから、あまりカードは歓迎したくないけれど、お客さんのサービスだと思ってやっている、という認識だそうな。

筆者も、家業で農業資材販売をしているので、もちろん商売の気持ちは理解できる。
ただ、うちの顧客は現金決済を好むところが多いので、銀行振込は、問屋さんとの取引くらいで、お客さんとの取引では、はっきりいって皆無です。

お客さんにもキャッシュで代金の払いを好む人ばかり。
銀行に入ると、奥さんに取られて自分の手元に残らないという人もいるし(笑)

てゆーかウチの社長は、めちゃ現金主義。
問屋さんにも1千万キャッシュで払いたいくらい(笑)

個人的にはキャッシュの管理ってめんどくさいし、嫌いです。
現金眺めて喜ぶ趣味もないし。

日本でカード決済はなぜ普及しないのか

なぜか、日本はクレジットカードの利用率が低く、2010年時点の統計では個人消費のせいぜい12%止まり。国際的に見ると後進国らしい。
カードの発行枚数自体は、一人当たり2.7枚で、アメリカの2.6枚よりも多い。

国際的に見ると、現金での取引比率は45%前後が標準だが、日本は88%が現金決済だ。
これはちょっと異常(^^;

「クレジットカードは借金」

なぜか日本では、こういう見方をする人が多い。
ひところ、カードを使いすぎて借金地獄に~、というようなネタでワイドショー(笑)が盛り上がった時代のなごりなんだろ~か?

あくまで個人の信用に基づく立て替え払い。
一括や2回までは、支払いに金利も付かないし支払側にはポイントも付く。
むしろ使わない理由はないのに、なぜか敬遠する人は多い。

日本銀行券だって、あれは日銀における預金証券であって、日銀券自体に価値はないのに。
なぜか現金には、そういう魔力でもあるかのように価値を信仰する人は多いです。
信用に基いて取引される預金証券なのだから、現金でもクレジットカードでも決済方法としては同じなんですけどね(笑)

結局は、使い過ぎに対する恐怖感、とでも言うものがあるんでしょう。
目の前にある現物で残高が確認できる現金の方が安心、という極めて情緒的な感覚も。

電子マネー決済は普及しているのか

レシートに残高が記載されるところが良いのか、電子マネーはそこそこ盛り上がってはきているような感覚を受けますが、いかんせん規模が小さすぎます。

少額決済が中心なので仕方がない面もあるんでしょうけれど、金額ベースで2500億円程度。クレジットカードが35兆円くらいの規模があることを考えると、市場規模的にはまだまだです。

電子マネーの発行枚数は2012年6月には1億8千万枚を超えて、普及しているようには見えますが、クレジットカードが2010年に3億2千万枚発行なのに比較して、利用実態が少ないのか?

この発行枚数には、おサイフケータイの台数も含まれているんでしょうが、それにしても利用は低調のよう。

日本の現金主義はガラパゴス?

いろんな見方はあるでしょうが、せっかく便利なものがあるのに使わないのは損。

別に世界で標準だからそれを追い掛けるのが正しいってワケじゃないけれど、決済方法については利便性を再優先しても問題ないんじゃないのかな~、と考えます。

現金ってそんなに良いもんですかね?
ガラパゴスかどうかは別として、便利なんだから使えば良いのにね。

そんだけです。

Google+のハングアウトは、使わないと損をするレベルの神アプリ!


by eawortman
Attribution-NonCommercial-ShareAlike License
皆さん、Googleの提供しているサービスのハングアウトってご存知ですか?

リンク先を見てもらえればわかりますが、要するにGoogle+ユーザー同士で使える、テキストやビデオが使えるチャットサービスなんです。
けど、これってあまり使われてませんよね。少なくとも私の周りでは、これを常用しているという人の話を聞いたことがありません(笑)

この手のサービスで使っているのを聞くのはまずLINEくらいで、せいぜいがSkypeどまり。

Googleアカウントを取得して、Google+にサインアップして、さらにブラウザにアドオンを入れる必要があったり、事前の準備が結構めんどくさかったりするので、LINEのようにお手軽にスタートできるようなもんじゃないです。

とはいえ、LINEのように、電話番号を登録してSMSで認証、といったあたりとそれほど遜色はないくらい、誰でもできる作業ではあります。
ただ、埋める項目が大きてめんどくさいのよね(笑)

難しくないけど、めんどくさい。
・・・・これって結構な心理的ハードルですよね(^^;

そんな感じで、使い出しまでの心理的ハードルが高いので、使われてないのも納得できますが、結構便利なんです。

その1.手軽にビデオチャットできる(最大でグループ10人までOK)

なんと類似サービスのSkypeは、グループビデオチャットは、有料会員でないと使えません。
こちらは無料で使えてしまいます。

ちなみに、有料会員になっても、同時に使えるのが10人までなのは同じなので、無料のハングアウトの方が良いですね~。

その2.リモートデスクトップでお助けができる(これ重要)

エンドユーザーのサポートって、はっきり言って手間がかかります(^^;

自分でどうにかできない人って基本「何かエラーが出てる」ってしか言わないし。
なんのエラーか分かんねーと、ど~にもできねぇよ(笑)

同じLAN内なら、Windows標準のリモートアシスタンスでどうにかできるんですが、WANの向こう側だとこれが大変。
自分でどうにかできない人は、グローバルIPとか調べるの無理ですもん(笑)

そこで登場するのが、このハングアウトというワケです。


正直なところは「たぶん使えねーんだろうけど、ものは試し」程度でやってみたのですが、これ結構イケてました。使えますね。
相手のネット環境はLTEで下りはかなり環境は良いんですが、上りは激遅。そのせいで、画面操作はかなりもっさりしてましたが、互いに光回線とかだと、かなり良いですね。

ハングアウト自体は、Google+に登録して環境させ整えておけば、PC操作がかなり苦手な人でもOKなレベル。今回サポートした人もあまり得意でないタイプの方です

Google Appsを利用している事業所とかだと楽ですが、最近はAndroidケータイを使うためにGoogleアカウントを取得している人は多いはず。

万が一のときに備えて、事前に設定マニュアルをメール配布しておいたのが功を奏しました。
スクリーンショットを多用したマニュアルなら、不得意な人でも結構できます。

職場でのBYODの一環として、これ、推進しとくと役立ちますよ。

お試しあれ。

モノのインターネットの時代は、すぐそこまで来ているようだ


インテル、SD カードサイズの超小型PC 『Edison』 発表。デュアルコアCPU、WiFi 搭載のウェアラブル端末用

ついに、SFの世界がかなり現実に近づいてきた。

CES 2014 にて、インテルがSD カード規格の筐体に収まる超小型PC 『Edison』を発表しました。

これまでも、Wi-Fi内蔵のSDカードなどは製品化されているので、もうすでに秒読み段階にはあったけれど、この小さなサイズにデュアルコアのCPUにBluetoothモジュールまで搭載した。

これは実に衝撃だ。

あらゆるものが相互に通信するIoT (Internet of Things、モノのインターネット)の時代は、来る来ると言われて久しいが、このサイズに集約されたことは大きい。
ネットと通信する冷蔵庫やらスマホで操作する家電なんていう、何かを履き違えた方向性に進んできた業界へのインパクトはすごく大きいのではなかろうか。


ことしは、一気にウェアラブルデバイスが花盛りになると見込まれるが、個人的にはこっちの方が大注目だ。

てゆーかいじって遊びたい(笑)
何か作りたい(^^;

インテルさん、ないしょで一個ください(ぉ

リビングのテレビにApple TVを付けるべき3つの理由


Apple TV or tv by 37prime
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皆さんは、AppleTVをお使いだろうか?

ざっくり言うと、MacとiOSデバイスのスクリーンをフルHDの大画面液晶テレビなどに映して楽しむことのできる、セットトップボックスだ。

我が家では普段、寝室のテレビにこのAppleTVをつないでいたのだが、ことしの年末年始に、たまたまリビングのテレビにつないでみたら「すごく面白かった」ので、その経験などをちょっと共有させてください。

その1 写真・動画を大画面で見せられる

我が家では、年末年始に親族が集まる忘新年会的なイベントを毎年やっております。
その会場が、ことしは我が家でやることになったので、Appleのクリスマス動画に触発されて、ちょっとやってみたくなりました。



で、やってみたワケですが、さすがにイベント中に撮ったビデオを編集してる暇はないので、昔の写真のスライドショーやら、当日にウチの娘と親戚の子供が遊んでるところをiPhoneで撮影して流してみたんですが、まぁ大受け(笑)

ウケが取れたのは良いんですが、自分はさっぱり飲み食いできなかったので、もっと上手いことやらないといけませんな(^^;

その2 音楽をテレビから再生できる

これ意外にイケます。
iTunesから購入したコンテンツであれば、AppleTVから直接再生できるので、その他のデバイスも必要ないし、かなり楽ちん。
Macとか、iTunesの母艦が立ち上がっていれば、そちらからストリーミングすることも可能なので、CDから取り込んだ音楽も再生できます。

なんとなく音楽はクルマの中でしか聞かないものになりつつあるけれど、テレビから再生できるとなると、やっぱり機会は増えます。

とくに年末年始の特番ばかりの時期だと、正直見たいようなテレビ番組がBSまで手を広げてもなんもないことが多いし、重宝しますよ。

その3 テレビ番組がつまらない時はHuluを見れる

そして、これが最大の理由。
その2ともかぶりますが、平日でも見たい番組がなんもない時間帯って結構あります。

まぁ、テレビなんか見なくても、他にいくらでもやることはあるんで特に困らないんですが、なんもやりたくない時があるのも事実(笑)
四六時中、前のめりで何かやるのも疲れるので、だれっとコンテンツ消費したいときもあります。人間だもの(^^;

そんなときのお供には、最強の定額制ストリーミング動画配信サービス、Huluです。

まぁ、我が家で一番見てるのは、3歳児の娘だったりしますけどね。
「おさるのジョージ」大好きなので(笑)

まとめっぽい

近ごろさっぱりテレビを見ないけれど、家にテレビがある。
デカいから処分するのもめんどくさい、そんなテレビの活用には、結構お役立ちです。

AppleTVお試しあれ。


近ごろ本を買っていないが、読書量だけは増えまくっているという現実


eBook Readers Galore by libraryman
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いつの間にか新年です。
年末に親戚に不幸があって、さっぱり正月気分を味わうこともなく年末年始を暮らしてしまいましたが、みなさんは良い年を迎えられましたでしょうか?

ふと昨年をマネーの面で振り返ってみましたら、書籍関連の支出はあまり変わっていないのに、本や雑誌がほとんど増えていないことに気が付きました。

年末の大掃除あたりで、処分する雑誌類がほとんどありませんでした。
いやまぁ、定期購読していた写真雑誌をやめたとか、そういうのも大きいんですが、やはり一番大きいのは、電子書籍で本を読むようになったことですね。

関連記事一覧

読んだ本の量自体は、むしろ増えています。
気がつけば、Kindle、Koboともにかなりの数が入っていて、購入量はすごいです(笑)

買うとストアのポイントは付与されるし、カードのポイントは付与されるしで、かなりの散財っぷりです。
なにせ、「あ、これ読んでみたい」と思った瞬間にストアから購入して、すぐに読めます。
いくらAmazonの配送が早いといっても、即座に読むことはできません。
特にド田舎暮らしだと、首都圏の当日配送の恩恵も受けられないし、ますます電書漬けです。

なによりもセールがあると、関連する作家の本とかを買いあさってしまうので、このへんは再販制でセールが不能な書店にしてみれば不利なところも。

何より、ビジネス書とか実用書なんかは、ちょっと読んでみて「あ、これじゃない失敗した」とか「欲しい情報はこの章だけ」なんてこともありますが、用済みなったら売り飛ばすなり捨てるなりの手間が発生します。
はっきりいってめんどくさいです。

保存スペースは有限なのに。

そこいくと、やっぱり電書は良いですね。
基本的にどこでも読めるし、言うことなし。
バックライトがあれば、夜中に隣で寝てる3歳の娘を起こすような光量がなくても普通に読める。

まぁ、言うことなしです。

ただ、電子書籍になってみて、良くない点も少々。

積ん読の罪悪感と「読まなきゃ」という義務感がすげぇ薄れます(笑)

むしろ「あれ、こんなん買ってたっけ?」と完全に忘却の彼方に追いやってしまい、あわやKindle版を買っているのにKobo版を買いそうになった事件も(^^;
特にKoboは、楽天ヘビーユーザーにしてみると、ポイントだけで本を購入できることもあり、「そのうち読も」と購入だけして、ほったらかしにしているのが結構アリます。

良い子のみんなは買ったらちゃんと読みましょうね(笑)

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