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日本を変えるには地方から!地方が面白くなれば日本も面白くなる


ちほーそーせーが、どーだこーだ、といろうるさい昨今です。

地方創生加速化交付金がいい感じに炎上してますなw

地方創生加速しちゃって困っちゃうよー。

Twitterで「地方創生加速化交付金」で検索すると、マジ香ばしくてなんとも言えない感じのがモリモリと出てまいります。

方向性がだいぶ誤った感じになってるし、変なのばかり取り上げられてますが、ぜんぶがぜんぶつまんないのばかりじゃなく、中には...いい感じのもあるんじゃないかなー。
いや、よく見てないんで知りませんけどw

スタート地点は誤ってないんですよね。
国力が落ちてるのは、都市に人口が集中しすぎて地方が疲弊してるせい、っていうのが大きな要因の一つなワケですし。

とはいえ、商売っけのない行政の人が、変に稼ぐ?方法を考えたせいで、なんだかおかしな事業ばかりになっちゃって、せっかく夏の参院選のポイント稼ぎ目的で追加配分したはずの加速化交付金が批判の的になったという笑えない事態にwww

じゃあ、どうすれば加速するのか?

地方を元気にするのは、方向性としては間違っちゃいまへん。

ただそのやり方が、ちょっぴり誤ってしまっただけ。

以前にも紹介したインベスターZの新刊です。

インベスターZのぶっちゃけ具合がハンパなさすぎて、めちゃおもしろ(・∀・)イイ!!

この中で、主人公のライバル、藤田慎司が投資によって「日本を変えることが目的」と発言したのに対して、


麻生太郎氏の甥、麻生巌氏がこうアドバイスします。


国は、ひとが集まって形成するものです。
人を抜きにまちや国のことを考えても、しゃーないですもんね。


そしてこうも付け加えます。


国を変えたければ、地方を変えればいい
そりゃそうですよね。

国を変えるには、どえらい労力が必要になりますが、まちをひとつ変えるくらいなら、比較的カンタンです。

これ、まさしく「ちほーそーせー」ってやつじゃないですか。

加速化交付金なんかより、よっぽど加速します笑

目指すべきは、稼げるようになる仕組みと人材の育成

「なかったらつくればいい」

この発想で、地方にそれまでなかった稼げる仕組みを作り出し、人を育て、外貨を獲得できるようにすることがマジ大事っす。

けど、この発想、なぜか地方には欠けてたりします。
特に行政の人には顕著っすね。

「なかったらつくればいい」の発想で、道路や建物はじゃんじゃん作れるのに。
ますます不思議っすよねw

まずはこの↓インベスターZでも読んで、考えてみてもらうと良いかもしれませんね笑


地方創生の本気度は、交付金落選でもやってる事業を見れば分かる


ちょっと、地方創生関連で思うところがあり連ツイしたのをまとめー。


地方創生加速化交付金の事業内容が割と叩かれてますが、確かにおもろくないのがずらりとラインナップしてますね

おもしろくなってる地方って、確かに国の補助事業とかを引っ張ってきてるところもありますけど、先鋭的な...良くも悪くもイカれてるところは、そもそも使えるような補助金がなくても自前の予算内でやってます。

てゆーか、そもそも既存制度に載っかれるような事業じゃそんな成果あがんないしwww

イケてる地方って、そういうことにもちゃんと自腹を切ってでも予算を付けます。

これができてるかどうか、って結構大きいです。
ウチのイカれたプロジェクトもお国の交付金から落選しましたが、自腹で継続することになっております。

これから、もっとおもしろくなることが政府公認になったワケですねw

加速化交付金が付かなかったおかげで、どえらく加速できそうです。

地方に移住したい、本気でおもろいことをしたかったら、そーゆーおかしなまちを探すといいんじゃないでしょーか?

あ、ウチはおかしいまちの方ですよ?w

番号そのままでFAXをメールで受信する方法


日本の古い体質の企業って、なぜかファックス大好きですよねー。

「取り急ぎお見積書をファックスでお送りいただけますか?」
とか電話口でやり取りして、PCからプリントアウトした紙をファックス機に入れて送信する………いや、普通にメールでいいだろ!とかツッコミ入れたくなる瞬間っていっぱいありますよね笑

ファックスとか使うやつの気が知れねーな、とか思ってましたら、最近、自宅のファックスが壊れましたw
個人的には、ファックスなんて仕事でも年に数回も使わないレベルなのですが、気がつけば、アナログ人間の奥さまは、ファックスのヘビーユーザー。

「ないと困る」と言われたので、やむなく買い替える前に、いろいろリサーチしてみました。

ネットで送受信できるソリューション

インターネット経由でファックスできるサービスもいろいろありますね。

全世界で1,200万人が利用するネットFaxサービス



インターネットFAXなら【Message+】



こちらのサービスは、基本的にファックス専用番号を新規に割り振るのがメインのサービスで、既存の家庭用ファックスの代替には向きません。

メッセージプラスの方は、既存のファックスに取り付けることができるアプライアンスも売ってるようですが、なにしろ壊れたのは、そのファックス本体w

安価に上げると、基本的に新規で050や0ABJ番号を割り振るしかない。

これはちょっとおもしろくないっすね。

受信ファックスをメール転送してくれるスグレモノ

そこでググって見つけたのが、これ。

なんと、受信したファックスを、イメージにしてメールに転送しちゃうというというもの。
これは面白いわ〜、とか思いつつポチる。

転送先のメールアドレスをメーリングリストにしとけば、家族全員に転送できちゃうので、外出先でも受信可能。紙にプリントすることもなくなります

中小企業なんかでも、なかなか良いソリューションになるんじゃないでしょうーか?
注文書のファックスを出先でもチェックできたりするのは、便利かと

エコですね。
はい、ついでにセコです笑

ファックスを常用してると、意外とすぐにインクリボンがなくなりますけど、それもなくなります。

エコですね。

家の外でもスマホで家電の着信を受けられる!

そして、このファックス、もひとつおまけで面白い機能が。
スマホを子機にできます

ガラケー時代は、家に帰るとケータイは置きっぱなし、なんて人も多かったりしましたが、スマホになってからは、CM中にSNSをチェックしたりするんで、家の中でも持ち歩いてますよね?

このファックスのメール送信機能は、インターネット回線にWi-Fi接続して送信することで実装されています。
なら、ついでに同一ネットワーク内にあるスマホを子機としても使えばいいやん!

ということで追加された機能っぽいですが、さらにムダに強烈なのが、このスマホ子機機能は、家の外でも使えてしまうw

もうボイスワープとかいりません笑

すでに家電を廃止しちゃった、ファックスとかいらない、なんて人には刺さらない機能ですが、実家の両親とかのアナログ世代には割と刺さるんじゃないでしょうーか?

まぁ、ウチの奥さんにも刺さりましたが...アナログ世代なんで笑

個人事業主とか、中小企業にもこれなかなかオススメっすね

ファックスとか使うのやめて、さっさとメールとかメッセンジャーに移行して欲しいもんですが、過渡期には、こういう製品もなかなか面白いなー、と思いましたので、紹介してみました。

検討の参考にしていただければ、幸いです。


スパルタキャンプ【PHP編】に潜入してみた


スパルタキャンプ!
家入一真氏がはじめた、本気でエンジニアを目指す人達が集う、最強の学び場です。

この名義で続けているのは、起業志民プロジェクトだけなワケですが、今回はこのプロジェクト主催で開催された、スパルタキャンプ【PHP編】の潜入レポです。

What'sスパルタキャンプ?

スパルタキャンプと、普通のプログラミングスクールでは何が違うのか?
答えはカンタンです。

実際に開発を仕事にしているガチの現役エンジニアから、現場のノウハウ込みでプログラミングを教えてもらえる、っていうこと。
これ↑はマジでかいっすよ?

スクールの人って、教科書に書いてあることしか教えてくれません。

「こういうエラーが出た時は、この辺に原因があることが多いですねー」
「分かんないときは、このブログにいつもお世話になるんで、全員即ブックマークしといてw」

…なんて、エンジニアの現場ノウハウとか、そもそも知らないんで、教えようもないですし笑

こういうものって、普通は自分で経験して学んでいったり、職場の先輩に聞きながら覚えていくしかないですからね。

それを一足飛びに教えてくれるなんて、ガチでありえまへん

そんなスパルタキャンプ、今は岩手県八幡平市の安比高原で開催しています。


はい、よくあるガチの高原リゾートですね。


スキー場とか、ホテル、ペンション、別荘なんかが立ち並ぶ、高原リゾート地です。
こんなところが会場です。

参加無料!宿泊無料!でプログラミングを学べる

あり得ないのは、これだけじゃありません。
参加費も宿泊料もタダ!

宿泊料もタダですが、泊まるのはこういう↓ところ。


あれ、なんかいい感じ...?


をや?


はい、ここタダで泊まれますw
スパルタキャンプ中だけですけど、こんなリゾートマンションにタダで泊まれるとか、普通におかしい笑

会場施設は、こんな↓貸し別荘。


ガチでリゾートっぽいですねー。
いや、ガチでリゾートなんですが笑

写真は、去年の春先ですが、3月だと↓こんな感じです。


こんなところで、スパルタキャンプは開催されてます。

講義は、だいたい全8回程度開催され、毎週土日!みたいな感じで開催されています。
今回のPHP編は、全8回パターンです。

実際の講義はどんだけスパルタン?((((;゚Д゚))))

スパルタキャンプ、なんてキッツい感じの名前ではありますが、別に竹刀を持った人が会場内をうろうろしていたり、「こんな事もできねぇのか!このクソが!!」……な〜んて怒号も飛び交ったりしていません

そーゆースパルタン要素は、きっちりゼロです。

むしろ、優しくない?
とか思うほど。


エラーが発生して詰まったり、ちょっと理解ができない人のところには、こうして講師が席に行って直接指導してくれます。

スパルタンなのは、短期間にガンガン新しい知識を詰め込んで、強制的に成長させちゃうシステムの方ですな。

今回のPHP編は8日間の開催でしたが、UNIXやCentOSの基礎、gitの使い方、VagrantやApacheの設定と使い方を教えつつ、PHPやMySQL、CakePHPまで使えるようにしちゃうという、恐るべきスパルタンっぷり。

ド素人にオブジェクト指向プログラミングやら、フレームワーク、しまいにゃオートローダーとか奥深~く突っ込んだとこまで教えちゃったという、もんのすごいレベル。

PHPのことをご存じない皆さんには、ナンノコッチャって感じですけど、普通のスクールで1カ月じゃ教えきれないようなクラスのカリキュラム、っていえばお分かりいただけるかと。


この↑の人は、初日にはPHPはド素人レベルでした。
そんな人でも、最終日にはバリバリPHPを書けちゃう人になってます。

すごくないですか?

もちろん即戦力レベルになっちゃう人もいれば、意味良く分かんないけどギリギリ最後までたどり着く、なんて人もいます。

そこは、予習・復習をちゃんとしてるか、ロジカルシンキングの下地があるかとか、いろんな要素はありますけど、やる気さえあれば、誰でも最後までたどり着くことができるレベルになれます

ある意味で、ここが一番スパルタンかもしれません。

どんな人たちが参加してるの?

ガチで、いろんな人が来ています。
居住地も岩手県内だけじゃなく、東京・神奈川などの首都圏や北海道なんかからも参加しています。

職業も高校生から会社員、大学教授、公務員、ニートなんて人も!
年齢も最年少で17歳、最高齢は60代。

プログラミングについても、経験者からド素人まで、めちゃめちゃ幅広いレベルの人達が参加しています。
マジで会場はカオスっすよw

みんな現状に満足せず、ガチで起業や転職を考えている人ばかり。
「ちょっと勉強してみようかな」なんて意思薄弱な人は、脱落者になる可能性が高いので、ご遠慮いただいています。

本気の仲間と一緒に学んで、ガチで成長したい人だけ、参加していただいています。

参加者のうち、把握してるだけでも1割以上が転職とかをしている、というのも、このスパルタキャンプの効果が分かるというもんですな。

で、参加すべきか?

参加を検討するのは、十分にアリでしょう。


  1. ガチで起業とかしたいけど、知識ゼロ
  2. 会場まで通うのを苦にしない
  3. ともかく本気だ


こんな↑感じの人なら、マジで参加するべきです。
実際に、これまでも毎週東京や神奈川から通ってきた人もたくさんいます

すべてはやる気次第。

まだ会社で消耗してる、そこの人!
本気の仲間といっしょに学んで、行動を起こしてみませんか?

学校で勉強しても、社会に出てから役に立たないのはなぜか?

学校に通ってるころに、誰しも「こんなこと勉強しても、将来役に立たない!」って思ったことありますよね?

自分もめちゃそう思ってましたw


なにしろ、会社とかに入っても、せいぜい基本の読み書きと四則演算くらいあれば用が済んでしまいます

知識レベルでいえば、小学校ですよw
中学、高校で習うようなことって、基本社会に出てからは役にたたんことのオンパレードなワケです。

まぁ、英語が必要なことも多いですが、それを除けば、ほぼ小学校で終わっちゃいます。

江戸時代の寺子屋で、立派な商人になるための基礎知識として「読み書き算盤」を教えてたのは、非常に合理的なお話です。

ビジネスをするうえで、必要な知識だけを集中して教える、現代の寺子屋みたいなものがあればウケるかもしれませんが、明治期以降につくられた日本の教育制度はでは、なぜ社会に出てから役に立たんことばっかり教えるんでしょう?

カリキュラムの最終目的は研究者を育てること

実は、日本のカリキュラムと、欧米のカリキュラムってほぼおんなじです。

それはなぜか?
世界標準として、教育の最終目的を同じにしているからです。

その目的とは何か?
......研究者を育成することです。

小学校教育=中学校の勉強が分かるようになるため
中学校教育=高校の勉強が分かるようになるため
高校教育=大学の勉強が分かるようになるため

大学・大学院=研究者になるため人間力を上げるとか、いろんなお題目は唱えられていますが、カリキュラムそのものに関して言えば、最終的にアカデミック業界の研究者になることを目的として組み立てられています。

なるほど。そりゃ何に使うか、さっぱりいみふめな微分積分とか教えるワケですよねw

世間一般の考えてるのは「学校=就職するために通うところ」みたいな認識の人がほとんどですよねー笑

ここにユーザーとのニーズのミスマッチが生じているワケです。

大学も、就職予備校と化しているのに、カリキュラムは研究者育成のために組まれているし、大学受験も大学レベルの教科書を理解できるようになるための水準を満たせるかどうかのスクリーニングの役割を果たしています。

はい、ますます両者のミゾは深まるばかり笑

社会が学校に求めるものと、実際のカリキュラムが乖離してるのが問題になってるワケですけれど、ここに現代の寺子屋みたいなものへのニーズがあるってことなんでしょう。

現代の読み書き算盤。すなわち「英語・IT・ファイナンス」あたりの三本柱しか教えない学校です。

学校教育法に基づくのは無理やから、塾とか専門学校としてなら成立するでしょう。
これ、やってみたら面白そうですね。

いっしょに企んでみませんか?

社会の役に立ちたい?それなら稼いで寄付とか納税が最強やん


ちきりん女史のツイートが、いちいちもっともすぎたので、ちょっと紹介。


そのとおりっすね。

被災地に入り込んで、いろんな財団とか国の補助金もらってる人たち、いっぱいいます。
その補助金を食い物にしちゃってるような実例も。

東日本大震災でやらかした人まとめWiki

まぁ、↑はかなり極端な例ですが、そういった補助金がなくなると、カネの切れ目がなんとやら、で活動休止して去っていくパターンに入り込んでいるような団体もあると聞きます。

どんなに良い意思のもとで行われていようとも、資金が続かないと事業は継続できません
マネタイズできない事業は、存続でけんのです。

となれば、自分で稼ぐしかありません。

補助金って、本来的には自立を促すためのものです。
それがないと生きていけないような、麻薬じゃありまへん。

そこまでの才覚がないんだったら、補助金なんかもらってないで、普通に稼いで寄付とか納税した方が、よっぽど世の中の役に立ちます。

自立もできないのに補助金もらって、誰かのマネタイズに結びつけることが可能な事業が補助金をもらえない、なんてことになってるかもしれまへん。

「経済」って、実は「経世済民」の略だって知ってます?

世の中の役に立つ仕事って、カネを生むことで人を雇用し、納税とか寄付とかをするのが一番です。
これ、まさしく経世済民です。

最強の社会貢献って、実は経済を回すことに他なりません。

あなたは、経世済民、してますか?

Periscopeはお手軽動画ストリーミングサービスの大本命!?


個人でできる、気軽な動画ストリーミングサービスっていえば、ニコ生、ツイキャス、ユーストあたりが御三家ですよねー。

  1. ニコニコ生放送
  2. TwitCasting
  3. Ustream

2009年ごろはユーストがデファクトっぽい立位置でしたけど、事業的にスケールせず、日本法人が撤退しちゃいました。

「Ustream」日本法人撤退へ…なぜ失敗したのか

↑の記事に詳しいですが、2012年くらいには、ニコ生が国内のデファクトとなり、それをツイキャスが追っているという構図で、ユーストはすっかり最先端のイメージもなくなり、流行らなくなってきちゃいました。

そんな動画ストリーミングサービス戦国時代に、殴りこみをかけてきたTwitter。


それが、Periscopeです。

アプリを入れるだけで、誰でも配信が可能になる、ちょー簡単アプリ。

とりあえずテストで使ってみました。



「ライブ放送のタイトル」を入力して、「ライブ放送をはじめる」ボタンを押すだけ。
あとはなんも考えなくとも使えるという気楽さ。



簡単でしょ?

もちろん、しっかりした機材を用意して配信するのは叶いませんけど、お手軽さでは、圧倒的に分があります。


テストなんで、4分くらいしか配信してませんが、視聴者は次々と訪れてあっという間に50ユーザーが見てくれました

ぜんぜんフォロワーとかいなくても、これくらいはすぐに行っちゃいます。

フォロワーが多かったり、ちゃんと告知したりすれば、かなり効果は高くなりそう。
どういうフォーマットがいいのかとか、まだいろいろ探らないといけませんけど、これ、おもしろくなる予感がします。

ぜひ配信体験してみてください。

地方はつまらない?つまんない奴と付き合ってたらどこでもそうやん!

私のことをご存じの方には説明するまでもないのでするが、リアルに岩手県のド田舎暮らしをしております。

家のまわりは、こんな感じ↓で、家業で農業なんかもやってます。
経営面積は、ざっと皇居3個くらいw


他にも会社経営したりとか、副業でいろいろ悪いことをしたりしながら、愉しく遊びちらかしております。

去年なんかは、遊びすぎて地元よりも都内で飲んだ回数の方が多くなっちゃったくらいな感じで遊びまくっているのですが、ときどき「なんで地方にいるの?地方つまんないでしょ?」って聞かれます

その時に、決まってこう返すことにしています。
「....地方って、つまんないですか?」

それぞれの立場からの返答

その1.都市出身者の返答「よく分かんないけど、つまんなそう」

そうですね。
暮らしたこととかなけりゃ、イメージも湧きませんもんね。当然です。

実態とか見てないし、そういう感覚になって当たり前ですよね。

その2.地方出身者の返答「いや、つまんないから首都出てきたし」

なるほど。
自分がつまんなかったから、出てきたと。実体験のこもった、重い意見ですね。

地元がつまんないからトーキョーに来たのさ、お前もつまんないだろ?
早く俺の仲間になりなよ!ヴィヴ・ラ・トーキョー!!

って、ことですね。


その3.地方在住者の返答「住んでてつまんないんだけど、何か?」

いや〜、これが一番重いかもですね。
なにしろ、今住んでる人が言うんだから。

けど、ホントにそーなんですかね?

つまんないのは他人のせいじゃなく、自分のせい

人は、どこまで行っても環境の奴隷です。
付き合う人だったり、自分の置かれた立場であったり、生活する時間であったり、そういうものに縛られて生きています。

職場環境が、人を殺しも育てもする。
そんな例は皆さんもリアルに体験したり、見聞きしたりしたことがあるでしょう。

自分も小・中学生のときにイジメに遭ったり、上司に超パワハラされまくったり、月間200時間以上のサービス残業を強いられたり、さんざんな環境に置かれてきました。

付き合う価値がある人としか付き合わない。
自分よりもすげぇやつしかいない環境に身を置く。

そう決めるだけで、どこに住んでいようとも、超すげぇことになります。
自分はリアルにそうです。

地方がつまんないと感じるのは、それはつまんない連中としか付き合ってないからです
ちなみにこれ、トーキョーでもおんなじですよ?

思考停止レベルの社畜しかいない会社に居たり、愚痴しか言わないやつと酒のんだりするだけで人間関係が完結してたら、つまんないに決まってます。

環境によって、人は良くも悪くも変わる。
付き合う人間、職場、プライベートの活動。なんでも構いません。

働きかけるべきは、人ではなく環境なのです。

そして、その環境は自分の選択した結果でしかありません。
ならばその環境を選択しなおせば良いだけです。

地方にもヤバいやつらはたくさんいる

身の回りに「こいつやべぇ!」って思える人はいます?
自分はいっぱいいます。

そういう人としか付き合わないことに決めてますから。


ローカルハッカー、なんて概念を提唱して、国まで巻き込んで地方から日本を面白くしちゃおう!なんて人もいるし。

そういう人を探しもしないで、「地方つまんない」とか行ってる人らに言いたい。

(゚Д゚)ハァ? おもろい人を探しもしないで、なに言ってんの?


つまんない人と付き合ってる自分こそが、一番つまんないことになってるのにね。

つまんないのは、地方じゃない。
自分なんだってことに。

環境は、自分の選択した結果でしかない。
なら、その選択をもう一度すればいいだけ。

簡単っすね。

【LOCAL HACK DAYSレポ⑦】このワクワク感に加担してローカルハッカーになろう!


これまで6回に渡ってお届けしてきたLOCAL HACK DAYSレポも、今回が最終回!
少しは会場の熱量が伝わってるでしょうか?

最終回前に、いっぺん過去のおさらい↓をしていただくといいかなー、と。
まだお読みでない皆さんは、さらっと読んでいただければ。

さらっと、っていうにはちょっと長いかもですけど笑

これまでのLHDレポ一覧

【LOCAL HACK DAYSレポ①】すべての人がローカルハッカー!欲しかったら自分でつくっちゃおう!!

【LOCAL HACK DAYSレポ②】地方に息づく発酵文化に可能性を感じた!

【LOCAL HACK DAYSレポ③】地方から日本のビアカルチャーを創っちゃおうとかヤバすぎ!

【LOCAL HACK DAYSレポ④】ワクワク感とテクノロジーで地域は変えられる!

【LOCAL HACK DAYSレポ⑤】それって表面的に「ふるさとらしく」してるんじゃ な い?

【LOCAL HACK DAYSレポ⑥】勝手に公共事業!?それって地域に自治を取り戻すことやん!

いよいよ本番!?ガチで行動まで含めた議論を

午前の部で、ローカルハッカーたちのお話を聞いた後は、彼らと一緒に分科会で議論です。
テーマは、次の7つ。

A.発酵するまちづくり
B.テクノロジーを使って地域でできること
C.ビールの里構想
D.産科過疎地域での子育て支援
E.持続可能な里山の未来
F.限界集落からはじまるパーソナルモビリティ
G.地域資源と多分野の手法を活用した超低コスト住宅の開発

D、F、Gの3つは、プレゼンなしで、分科会からのスタート。
この分科会、単なるワークショップやアイデアソンかと思いきや、ちゃんと現実化するのが必須っていうからハンパないw

相変わらず、林さんのやることは油断できません笑

分科会も1セッションを1時間として、2セッション開催。気になるテーマには2セッションとも参加してもいいし、気になるものが複数ある人は、2つ参加してオッケー、という仕掛け。

自分は、最初のセクションに「B.テクノロジーを使って地域でできること」、次に「C.ビールの里構想」を選択しました。

模造紙に付箋でネタをペタペタしていくのは、普通のワークショップにもありがちですけど、いいアイディアが出たら「じゃあ、それ◯◯くん、よろしく!」ときっちり現実化のためにタスクも振っちゃうっていうんだから、凄いw

みんな考えてるのは、一つの目標に向かって何をどのようにしたら、それができるのかっていうことだけ。

できない理由とか、組織の議論にありがちな、つまんないことは誰も考えてないもんだから、話が早いのなんの笑

普段、旧弊にまみれた組織の中で生きてると、こういう感覚を忘れちゃいそうになりますからね。
スピード感と前向きな熱感を共有する中で、実行・実現を前提としたアイデアソンをすると、いい感じにワークします。

スタートアップの現場だと、だいたいこんな感じなんですけどねーw

この空気感、これがローカルハッカーたちの熱量と化学反応を起こして、どんどん面白いことになっていく。

では、実際に分科会でまとめた内容を取りまとめた内容をごく簡単にまとめたところを見てみましょう。

あ、ちなみに発表順が順不同なのは、林さんによるクジ引きの結果です笑

C.ビールの里構想

・ビールのつまみ研究所。すでに個人でトライアルをしてる人(遠野市役所職員)がいる

・ビールのゴールは「おいしく飲むこと」。遠野に来れば美味しいビールと美味しいつまみが楽しめるようにしたい。

・遠野市内のビール消費拡大、ブルワリーパブ

・全国にビアカルチャーを発信

・ビアツーリズム

・ホップのオーナー制度

・ビールを仕込んで結婚式に使う

・定点カメラでホップの成長シーンから収穫まで収録して、CMにする

・固定概念にとらわれないでやっていきたい

F.限界集落からはじまるパーソナルモビリティ

・分科会の参加者から、やってくれる人を見つけた(奥州市出身)

・モビリティを一つのアクティビティを捉え、趣味レベルでやっている人から発展させる

・基本的に高齢者はヒマ

・きょうの昼食のような食堂をやりたい人もいる

・ネットワークを広める

・外国人や企業研修も来ているので、そういう人を受け入れるゲストハウスやコワーキングスペース

・中長期滞在できると、集めやすい

・シェアビレッジ方式で、物件もすでにあるものを活用できる

・最初は週末からはじめる

A.発酵するまちづくり

・発酵は地域を活性化できると確信、世界のロールモデル足りえる

・「遠野は生きる場所じゃなく、生き抜く場所」遠野らしい一手間

・本物を売り込む

・生産技術の後継者もデータを取りながらやっていく

・健康や美容といったライフスタイルとの関わりを科学的にアプローチ

・海外を目指すが、国内でも何をできるか

・他のどぶろくと、遠野のどぶろくでひとつのジャンルを確立して差別化ブランディングをする(名称未定)

・3月にどぶろくの新酒ができるので、どぶろくヌーヴォー

・海外にも酒の種類はたくさんあるので、ストーリーやカルチャーを売る

・遠野の食とのマリアージュ

・国際会議やファーストクラスで扱ってもらう

G.地域資源と多分野の手法を活用した超低コスト住宅の開発


・国内にも断熱材だけで家を建てたり、チャレンジャーはいる

・いろんな可能性はある

・180万円だと、全てをそろえることはできないので、家に何が必要かを考える

・夜に寝るだけなら照明もいらない

・製材所から木はもらえる→資源の整理・可視化

・参加費3万円×60人で建築ワークショップをやれば建てられる

・古民家の解体部材は燃やされたり、引き取った業者が売ったりしている

・廃材置き場→自由に持っていける場所

・家解体をスポーツにして人数を集める

E.持続可能な里山の未来

・公共事業=インフラ整備

・デンデラ野(ホスピス的な老人ホーム)をつくりたい

・子どもが生まれるときも参加が近くになくて大変だが、死んでいく場所(病院)もない

・地域に行きたい医者を増やす、医者を地域で養成する

・医者に米や家を提供、物々交換

・子どもを預けられる場所、老人が子どもを預かる

・古民家や廃校を活用

・先進的なところを見に行く

・なにか起きて責任を取るのも席にだけど、問題を解決するのも責任

D.産科過疎地域での子育て支援

・病院がないと緊急時に対応できない、どうしたらいいか困る

・移動が大変な妊婦向けの検診バスを出すなど

・予兆の段階で助産院の手を借りる

・子産み子育てハウス→産前産後の養生をする宿泊施設

・父親の参加→主体になるように

・教育プログラム

・シングルマザー向けのケア

・託児機能

B.テクノロジーを使って地域でできること

・何の情報を見れるようにしていくかを考えた

・空き家、空きスペースの情報はニーズが多いが、いろいろしがらみが多い

・「遠野めっけるエンジン(仮名)」に遠野の風景、暮らし、課題まで網羅

・写真は担当を決めて撮る

・課題を共有して、みんなで解決する

・目利きの人、遠野の人、それぞれの視点で。

・リテラシーが低い人には、オフラインで見られる場所を設ける

・外国人向けにも英語で発信

・他と違うものがないと、見てもらえないので、そこは考えるべき

・どこにでもあるようなものを作っても仕方ない



すべての人がローカルハッカー!何か楽しいことに加担しよう!!

林:皆さんお疲れ様でした。LOCAL HACK DAYS、2日間駆け足でしたけど、昨日から参加の皆さん、きょうの朝から日帰りで参加した皆さんも結構いらっしゃいます。

このLOCAL HACK DAYS、名前はこのまま続けるかわからないですけど、定期的に開催していきたいと思ってまして、年に4回なのか、2回なのか。定例で開催してですね、きょう言いましたよね、やるって!何人かの人たち。そのやるって言った人たちが、ここまでやりましたっていう報告をする場でもあり、こういうことをやりたいっていうアイディアだったりとか、テーマみたいなものを違う人たちから持ち込んでいただいて、そこを集まってきた人たちの持っている力とかネットワークを使ってより良い物にしていくっていう場を定期的にやっていきたいな、と。

遠野というまちが、何かよく分かんないんですけど、集まってきてるんです。言語化できないんですけど、遠野というまちに、きょうみたいにいろんな人が集まってきて、何かやりたいと思った時に、どんどんやれる環境が生まれていくんじゃないかな、と思っていますので、これをきっかけに遠野というまちで、どういう形でもいいので、何かをやり始める。何かに加担をしてもらって、面白い未来、自分たちの欲しいものをつくっていけるようなことが、できればいいんじゃないかな、と思います。

2日間、長丁場ですけど遠くからの人も、遠野の人もいますけど、本当にありがとうございました。


ローカルハッカーたちよ!日本を面白くしよう!!

いかがでしたでしょう?
クッソ長過ぎるダラダラのレポでしたけれど、これでもかなーり端折ってます笑

このイベントで定義付けられた、ローカルハッカーという概念。
そして、欲しかったら自分でつくっちゃえばいいじゃん、ブラザー!

みたいなノリと勢いw

自分で何かやりたいことをどんどんやれる、誰かがやってる何か楽しいことにガンガン加担できる。

そんな面白いまちが、全国にできたら、どうです?
東京で消耗なんかしなくても、そこに住んでみたい、なんて思う人も増えちゃうかもしれません。

住んでいる人が楽しいまちは、住みやすいまちに決まってます。

そんなまちが増えていくよう、日本中にローカルハッカーたちが活躍できる「場」が増えていくようにしたいもんですね。

#LOCAL HACK DAYSレポはLOCAL HACKカテゴリを参照ください

【LOCAL HACK DAYSレポ⑥】勝手に公共事業!?それって地域に自治を取り戻すことやん!

続いては、一般社団法人馬と暮らすまち遠野 代表の伊勢崎克彦さんによる【循環】のプレゼンテーション.....だったんですが、松岡さんや安宅さんの話を聞いてるうちに、なんかテーマが変わったらしくw

循環のおはなしはそこそこに、なんかすっかり違う「勝手に公共事業をやって、自分たちのほしいまちをつくっちゃおう」っていうネタにすり替わってしまいました笑
いいっすね!このライブ感!!

こーゆーノリと勢いって大事です。

このセクションも、なかなか面白いです。
以下、必読!

ふるさとがゆらぐ実感と危機感

・キリンさんのプロジェクトの4期生として参加したことがきっかけで、いろんな人とのつながりの輪が広がり、法人を立ち上げるなど自分一人ではできないことができている

・8年前から農業をしている。

・9年前までクイーンズメドウカントリーハウスで学んだことが、今の活動に生きている。

・循環とは何か。馬は草を食べ、糞になり、堆肥となって土地に戻って来る。当たり前のことだが、さっき松岡さんが遠野にはしっかりとした土台があるって言ったり、安宅さんが遠野は「永遠の日本のふるさと」て言っているが、まだそこに近づいていないのではないかと言っていた。確かにそうしたものはゆらいでいる実感がある

・遠野の里山は荒れ、精神性も希薄になっている。だからこそ、この活動は原点に帰る場所だという確信がある。

・「地域の自然資本を最大限活用する。古くて新しい農村地域社会の創造」をビジョンに活動。

自分たちの手で勝手に公共事業を!

林:伊勢崎さんは、代々綾織なんですよね。16代目でしたっけ?

伊勢崎:そうですね。僕で16代目です。

林:子どもの時と風景に違いってありますか?

伊勢崎:ぜんぜん違いますね。生き物もぜんぜん少なくなってるし。外から来る人は、割と「川きれいだねー」「田んぼいいねー」って言いますけど、ぜんぜんダメですよ、と。僕が小さかった頃に比べたら、自然の資本というか、環境は連鎖的に悪化、劣化してるんですよ。そういう危機感はすごく感じてますね。

林:この遠野の地域の人だけじゃなくて、外部から伊勢崎さんのところにいらっしゃってると思うんですけど、綾織なら綾織の集落の中だけで完結してやっていたことだと思うんですけど、、今は外に開いていって興味がある人が外部から来るワケじゃないですか。そういう外部の力と一緒にやっていくっていうことに対して、どんなことができそうだなって思ってらっしゃいますか?

伊勢崎:まずは、共感してもらえるスピードが早い。地元の人は、ほぼ共感してもらえる可能性は限りなく....時間がかかるんでしょうけど....難しい中で、一緒に活動していくパートナーとして、前向きに外部の人だったら進捗していけるかな、と。

林:ゲストハウスプロジェクトができて、これは午後の分科会の話にもつながっていくと思うんですけど、具体的に手がけていきたいこと、スライドにも馬搬がフォトジェニックに移ってましたけど、具体的にやりたいことってあります?この綾織の地域で。

伊勢崎:分科会のテーマにもしたいなと思ってるのは、ゲストハウスを起点に、地域全体を....さっきは地域の人となかなかすぐに進捗しないって言いましたけど、そこに住んでいる人間が自分事として地域をつくっていく。勝手に公共事業をしていく、ということを分科会テーマにしたいですね。誰かに依存して...いま市長もいらっしゃってますけど、市長にお願いしてこうだ、ということももちろんあるんですけど、われわれがこうしたいから、勝手にこうします、と。でもそこに不足な分はお手伝いしてくださいね、くらいのスタンスで、自分たちのまちをやっていきたいな、と。その核になる場所にゲストハウスがなるんじゃないかな、と。

林:ありがとうございました。

地域に自治を取り戻す

勝手に公共事業!
なんかマジで荒唐無稽っぽい響きですが、地域の自治って本来は「そういうもの」だったんです。

農業用水路をつくったり、山を切り拓いて田畑にする。
今なら役所が計画を立てて、税金や借金を財源にして、土建業者がやる仕事ですよね?

けど、このシステムになってから、まだ100年かそこらしかたってません

もともとは、集落や、それより少し大きなムラという単位で、互いに労役奉仕をしながら「むらづくり」をしていました。

明治になって、日本全国に村役場、な〜んてものができてからのことです。

地域に住んでる人が、自分たちの望む姿のむらづくりをしていた時代の方が、圧倒的に長い。むしろ、今のシステムになってから、まだめちゃめちゃ日が浅いというw

自治っていうのは、文字通り「自ら治める」こと。
役所がやるのは行政、「政(まつりごと)を行う」こと。

これ↑って、けっこう別モンです。

現代の学問的な分類では、自治には3つの段階があるとされています。


  1. 自助・・・個人の力で行う
  2. 共助・・・地域など共同体の力で行う
  3. 公助・・・役所の力で行う


本来の「自治」は、この共助までの段階のことを指します。公助から先は「行政」です

明治期以降に、行政主導の自治が盛んに行われ、自治能力はほぼなくなっていましたが、集落内の身近なことは、地域の共助によって解決されるシーンがまだ残っていました。

けれども、高度成長期の前後に、行政が「良かれと思って」共助の機能を肩代わりし始めたのがきっかけで、地域から本来の意味の「自治」をする能力を完全に奪い去ってしまいました。

過保護に育てた結果、地域の自治能力は行政によってトドメを刺され、役所にたよらないと何もできなくなっちゃったワケです。

自治のプラットフォーム。
伊勢崎さんのやろうとしてるのは、ある意味でこの自治のプラットフォームをつくろうとしていると言えるでしょう

自分たちでほしいまちを、自分たちでつくっちゃう。
まさにこれって自治ですよね。

まぁ、自分も別な形で、この自治のプラットフォーム化に取り組んだことがありますがw
地域の事情によって、解決策はさまざまあってとーぜんです。

伊勢崎さんのやり方も、非常に面白いんで、要チェックっすね!

【LOCAL HACK DAYSレポ⑦】このワクワク感に加担してローカルハッカーになろう!

【LOCAL HACK DAYSレポ⑤】それって表面的に「ふるさとらしく」してるんじゃ な い?

ふるさとらしさ、田舎らしさって何だと思いますか?
大多数の人が、なんとなくのイメージで、こういう↓田園風景とか


思い浮かべちゃったりしますよね?

でもそれって、ほんとうにふるさとらしいのかなー、なんて考えたことないですよね。
正直、ずぅ~っとそこに住んでる人間にしてみると「そこにあるのが当たり前」すぎて、あんまり「ふるさとらしさ」なんてものを意識することとかって、まずありません。

いいところ、なのもそうでしょう。
素晴らしい景観なのもそのとおりでしょう。

けれど、そこには、内実がともなっているのか?

そんなところ、日本中にごろごろありますよね。

なぜ、その地域は素晴らしいのか。
どこが、その地域の良さなのか。

いっぺん考えてみることは、どこの地域にとっても非常に重要な課題です。

アタカケンタロウ建築計画事務所代表の安宅研太郎さん。テーマ自体は【建築】ですけれど、めちゃ広範な、そういうお話をしてくれました。

割と目からウロコがポロポロ落ちまくる。
そんな問題提起です。

それは、内実がある「ふるさとらしさ」なのか?

・東京ではいろんなジャンルの仕事をしている。

・2008年から、遠野市附馬牛町のクイーンズメドウ・カントリーハウスの仕事に関わったのがきっかけで、遠野オフキャンパスという活動をしている。

・典型的な盆地地形で、北上川の最上流でもあることから、遠野の環境が良くなれば下流域もきれいになるので、可能性がいろいろある。

・出入り口が少ないので、何カ所か閉じれば鎖国できる(笑)

・馬産地で、その堆肥で無農薬の農業を展開して、多様な固有の生物相の環境を保ってきた風土。

・こうした生活の知恵を知る世代が、まだぎりぎり生き残っている。

・Living in National Treasureを活動テーマにしてきて、遠野は「永遠の日本のふるさと遠野」をキャッチフレーズにしているが、表面的に「ふるさとらしく」しているように見受けられる

・内実も含めてやった方がいいんじゃないか?

・そういったテーマなどで、リサーチやワークショップみたいなことをやったりしてる。

・明治期の町屋や高原など、いろんな資源があるけど市民も知らなかったりする。

・いろんな効果はあるが、高校生が地域のことを考える機会になっているのが大きい。

言葉にするだけじゃダメ!

林:お聞きしていると、安宅さんのアプローチは、確かに建築だけでなく、ある種の風景をつくっていく、というか全体最適な仕事をされてるような気がするんですけど、冒頭で地域の沸点をさぐれ、という話で、いろんなプレイヤーがいろんなアプローチで動いていて、ここに来てくださっている人もいろいろ動いていくと思うんですけど、その中で全体最適を失わないというか、本当の「永遠の日本のふるさと」っていうものをつくっていくためのキーポイントって何だと思いますか?

安宅:ビジョンって、ただ言葉にしてるだけだとかなり誤解を生むし、あまり分かりにくいところもあって、ただやっぱりクイーンズメドウは10年、20年と続いているし、すごい勢いで伊勢崎さんが実現している環境だとか。こうなっていたらいいのにっていう、遠野だけじゃなくて、日本がこうなっていたら理想的なのにな、みたいなものが少しずつできていて、そこを常に経験して確認しながら、プランニングなり実行していくっていう感じかなー、と。

林:そうなったときにたぶん、いろんなステークホルダーというか、地元の人や年齢層もバラバラで、いろんな人のいろんな意見がある。そんな中で、僕は地元の高校生の意見って、結構説得力があるかなって思うんですね。いろんな人がいろいろいう中で。次世代ですし。高校生とやってみて、思うこととか、発見っていうか、面白みってあります?

安宅:そうですね。何かを変えるっていう時に、何かのしがらみであったりとか、自分がやっていることから離れていきなり新しいものに変えるのってなかなか難しいと思うんですよ。たとえば遠野全域を無農薬家にするって言っても、ずっと農業をやってきた人に変えましょうって言うのは難しいんだけれども、高校生は、なんでそうしたほうが良いのかっていうところから理解して、じゃあどうなっていったら良いのかっていう。現実はいろいろ難しいかもしれないけれど、なったら良いなっていうビジョンを、割とスッと吸収しやすいので、そこが高校生を引き込れる意味で可能が高いうところだな、と。

林:そういういろんな立場の、特にそういう若い子どもたちの素直なというか、ピュアな意見って聞くところがありますね。最後に時間も限られてくるんですけど、いろんなことをお話してもらいましたが、このLOCAL HACK DAYSを通じて、遠野で新たな動きが加わると思うんですけど、安宅さんが、次のステップとしてやりたいことっていうのが何かあれば。

安宅:そうですね。キャンパスの延長線かどうか分からないんですけど、オフキャンパスにはいろんなことが蓄積していって、その内容を使いながら、建築の専門家としては遠野って地元の人が思っている以上に貴重で価値の高い建物が古くて素敵なものがいっぱい残っていて、外から見たら分かんないんですけど、中に入って見ると骨組みは明治でお恥ずかしいみたいな感じのことを言われるんですが、そんなことはないし、そういうものを発掘いこうと。林さんの活動なんかも含めて使っていければいいなと。

林:また後半戦でゆっくりお話を聞かせてください。

見かけ上の「らしさ」より、ブレない軸をもつ

見た目がふるさとらしいかどうかって、第一印象では大事なんですけど、しっかり向き合うようになると、とーぜんボロが出ます。

観光客みたいな、ふらっときて、さっと帰る、みたいな一過性のお付き合いなら、その辺がバレることはないんでしょうけど、長期間の滞在だとか、移住となると、隠しおおせるものじゃありませんよね。

必要なのは上辺だけの「らしさ」じゃなく、本質となる「軸」であり、「核」です

いま、全国各地で面白いことになってる地方はたくさんあります。
遠野だってそうですし、土佐山なんかもそうでしょう。

....なんか、林さんの関係してるとこばっか例に出ちゃいましたがw

そういうところは、どこも軸があります。
地域に根付いた文化であったり、精神性みたいなものであったり。その体裁はさまざまです。

そんな遠野でさえも、表面的に「ふるさとらしく」しているように見受けられる、な~んて言われちゃう世の中です

移住者を呼び寄せようと、日本全国が「ウチはいいとこですよ?」っていうPR合戦をしてるワケですけど、そういうとことは、一線を画した、軸を持たにゃいけないんですね。

そういう本質的なところって、なかなか出しにくいものでもありますけど、すんごく大事です。

自戒をこめて。

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