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身内向けにオピニオンを発信しても、何も生まない



メディア論について、深く考えさせられる記事を見つけたので、ちょっと共有です。

もっとも示唆に富んでいたのは、この一節。
「輿論指導」で大切なのは、説得の必要もない「お仲間」に向けて記事を書くことじゃない。掲げるオピニオンに賛成とも反対とも態度を決めかねている、説得可能な中間層をどう納得させるかが大事です。安保の時のような「反対、反対」ばかりの論調では、結局世の中は変わりません。

オピニオン形成をする上で、いちばん想定すべき読者は、あくまで説得可能な「どちらでもない」と考えている人たちなんですよね。
すでに「賛成」「反対」の意見で固まっている人を説得して、反対側に引きこもうとするのは、なかなかに大変な労力を要します。

原発反対!ってすでに結論が出てる人たち向けにオピニオン誘導をしようとしても、そうカンタンにはいきません。

けれど、「どっちがいいか決めかねている」という人たちを誘導することは、それほど難しくありません。

スクリーンショット 2016 04 20 19 28 44

このグラフでいうところの、「どちらでもない」という人たち。
この人たちに対して説得力のある、納得できるコンテンツが必要なワケです。

新聞やテレビといった既存メディアが存在感を失っているのは、自分たちの既存読者しか見てないから、というのが大きいでしょう。

既存読者の好きそうな、耳障りのいい意見しか発信しなければ、中間の人たちに対しての影響力ってものはなくなるのも当然です。

見込み顧客に対してのアプローチなしに、シェアを拡大することはできませんものね。

マーケティング論にもなっていて、なかなかに考えさせられました。

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