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おゆうぎ会の写真。プロはこう撮る!

子供が保育所とかに通うようになると、おゆうぎ会がつきものですね。
そう、ここは運動会と並んで写真屋が腕を見せつける好機。

ここでお遊戯会をバッチリ撮っちゃうテクをご披露しちゃいましょう。
プロが、どこを注意して、どのような撮り方をしているのか。

目から鱗の写真術です。


レンズ選択は標準ズームと200ミリ望遠で決まり


どんな環境で撮るのかにもよりますし、ポジションをどこに取れるかでも変わってきますが、基本的には「標準ズーム」「200ミリ望遠」くらいな感じでどうにかできます。


ISO感度をバリバリ上げることができる近ごろのカメラでも、やはりレンズは明るいに越したことはありません。
愛用しているのは、F2.8クラスのレンズ。





この2本があれば、まず万能です。
どんなシーンでもバッチリ押さえられます。

ボディは代替わりしていますが、この2本のレンズは仕事でもプライベートでもず~~~っと使っている鉄板コンビ。
プライベート用のカメラを買うときにも、真っ先にこいつらをゲットしたくらいです。

コスパも最強なので、ぜひとも押さえていただきたい。


もっとも重要な場所取りは、最前列のステージ角!


撮影で何が一番大事かというと、やはりポジショニングです。
こうしたおゆうぎ会は、会場後列に保護者のビデオカメラが並んでいたりしますので、始まると基本移動はできません。
こんな中でチョロチョロした日にゃ、後でクレーム必至ですわよ(笑)


ここで、「どんな絵を撮りたいのか?」と仕上がりを考えて行動しなければいけません。

知らずに場所取りを頼んだりすると、ステージ正面を用意いただいたりするのですが、はっきりいって一番つまらない絵になります。

お子様は、お遊戯しながらも隣の子とアイコンタクトして笑ったり、入退場の時の笑顔や出待ちのシーンなどの方がいい顔をしたりするものです。
そうなると、真正面というのは、以外に面白くありません。

プロは、斜めからの絵を撮ります。
会場にもよりますが、最前列のステージの角がいいですね。

角でも、入退場の通路が決まっているときは、そちら側がベストです。

出入りの時の緊張した顔や、ほっとした顔なんかが押さえられます。
オフィシャルカメラのときは、必ずこのように場所を指定するとナイスなシーンを押さえられます。


ストロボも炊けるならいっとけ!


よく舞台撮影だと、ストロボを入れると怒られる場面がよくありますね。

ピアノだとか演劇、舞踊なんかの発表では気が散るし、ビデオの邪魔になるから~、なんて理由で却下されるのが常ですし、暗黙の了解で発光なしでやっちゃいます。

けど、おゆうぎ会だと、慣れないカメラで保護者もバシャバシャ光らせまくります。
なにせ光らせちゃいけないもんだ、っていう発想がないし、後は何より光らないで撮影するモードの操作を知らないからね(笑)

なので、事前に確認したうえで、OKなようならガンガン光らせて撮りましょう。



これだけで、かな~り違います。


レンズ切り替えは、標準ズーム~望遠~標準ズームで


それでは、実際の撮影です。

撮影は、基本的にシャッタスピード優先オートで良いでしょう。
200mmが基準になりますので、シャッタースピードは1/200秒に。

ISO感度は、1/200秒が確保できるくらいに調整。
ホワイトバランスはオートで、露出補正は、何枚か撮ってみて調整をば。


出だしは標準ズームでワイドに抑える。ここはそんなに力を入れなくてOKです。
全体の雰囲気を掴んだ後は、望遠レンズに切り替えて一人ひとりを切り取っていきます。


ここで、「自分だったらこんな写真が欲しい」と思うような、子どもの笑顔であったり、真剣に取り組んでいる表情や面白いシーンを逃さずバリバリ取っていきます。

ここで光らせまくるのですが、あんまり撮りまくるとストロボの温度が上がりすぎて発行が止まりますので、注意しましょう(笑)

ストロボが止まったら、やむを得ないので、普通にノンストロボで撮影します。

どんなシーンが次に来るかは、先生の趣味によりますが撮ってるうちに概ね分かるようになりますので、まずは慣れましょう(笑)

ひととおり出演者を抑えたら、再び標準ズームに戻して最後の全員での決めポーズを撮る、というルーティーンで各演目を撮っていきます。

ダンス系も演劇系も、おんなじ流れでOKです。
ひとつの演目で100枚前後を目安に撮ると、一通りのシーンは押さえられますよん。


仕上げはレタッチとトリミングをして納品


さて、撮影が終わったら次はセレクトと修正です。

あんまりたくさん納品しても、見る方も大変です。
出来のよくないやつや失敗作、あまりにも変顔すぎて可哀想になるような写真は、武士の情けで消した上でお届けします。

さらに!
自分の腕に自信のある方は不要でしょうが、撮影するときに構図まできっちり考えて撮ってらんないという人の方が多いんではないでしょうか。
いやまぁ、わしのことですが(笑)


そこで、ちょっと余白が大きすぎたなー、くらいな感じの写真はトリミングを。


はい、ちょっと手を加えるだけで間延びした印象がだい〜ぶ変わりますね。

後はちょっと色を直してあげたりするとそれなりの出来に。
単に撮影するだけではなく、最後に修正までしてあげると、けっこう良い作品になっちゃいます。

参考にしていただけますと、幸いです。

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