さいきん、グランクラスによく乗ります。
仕事の出張だったり、プライベートだったりで、ちょいちょい東京に行くんですが、乗る当日にチケットを買おうとすると、よく指定席が売り切れでグリーンか、グランクラスしか売れ残っていなかったりするので、やむなく何度か乗りました。
ところが、乗り慣れてみるといろんなメリットを感じるようになってきたので、まとめてみました。
メリットその1.弁当を買わなくていい
グランクラスは、軽食がおまけで付いてきます。
そんな基本的なことも知らずに、はじめて乗った時は弁当買っちゃてたのは、ここだけのヒミツ(笑)
和軽食もしくは洋軽食を選択できます。
こちらが和軽食。ごはんと旬のもの、という感じです。
こちらが洋軽食です。サンドイッチと付け合わせ、みたいな感じですね。
どちらも、往復で中身が変わります。
上り列車のときは、東京を意識したメニュー。下り列車のときは、東北新幹線であれば盛岡や青森を意識したものになっています。
旅情を演出しよう、という意図なんでしょうね。
もちろん時期によっても変わります。
春には、春を意識した献立に。
さすがに軽食、というだけあってボリューム感はありません。
グランクラスの客層には、そんな量を求める人はいない、というマーケティングによるものでしょうか。
味も、冷めてるのは仕方がないとして、まぁまぁ本格派のうちに入るでしょう。
月に何度も往復すると、同じメニューに当たってしまうかも、というデメリットはあるものの、何より弁当を買う時間の節約になるので、時間を買っている、というのが一番のポイントかもしれませんね。
メリットその2.飲み放題のうえにおつまみ・お茶菓子も付く
座席のボタンを押すと、客室係のお姉さんが来てくれます。
そこで、飲み物を自由に注文できます。
お茶やコーヒーをはじめとしたソフトドリンクだけでなく、アルコールもビール、赤白ワイン、日本酒にシードルと、その充実っぷりには目を見張るものがあります。
もちろん、「真っ昼間からアルコールなんか頼んでもおkかしら(どきどき)」みたいな遠慮はあるかもしれません。
はじめて乗ったときは、「今日は移動だけで特に人と合う約束もないから飲んでも問題なかったんですけど、まっ昼間だし遠慮しようっと」とかいい子ぶってたら、普通に他のお客さんはガンガン酒飲んでて、最初にお茶を頼んでしまった手前、「次はビールにしようかな」とか言えずに敗北したのも、ここだけのヒミツですよ?(笑)
お茶やコーヒーも、もちろん新幹線のワゴンサービスで買えたりするものよりも美味しいです。
何より、オーダーしてからお湯を沸かして、席までポットを持ってきてカップに淹れてくれます。
ちょっと良い感じです。
アルコールは、ワインを赤白頼んでも、小瓶で出てきます。個人的にはもっとでっかい方が良いんですが、さすがに列車の揺れで倒れるのでムリですわね(笑)
メリットその3.めちゃ広い
なにげに見過ごされていますが、前の席との間隔がともかく広い!
ゆったりと足を前へ伸ばせます。
これ、結構なポイントです。
確かにせいぜい2~3時間ですから、我慢すりゃ良いんですが、新幹線の社内って、他にすることがないので、集中して仕事ができる場でもあります。
なので、そういう空間は、なるべく快適であることに越したことはありません。
特に身長が高い人には、ポイント高いんじゃないでしょうか?
では、どれだけ広いのか見てみましょう。
以下は、えきねっとの指定席予約の画面キャプチャです。
こちらが、一般の指定席。
1両当たり20列あります。ぎゅーぎゅーですね。
こちらが、グリーン車。
1両当たり14列で、指定席よりも広いし、横幅も5席から4席になって広くなっています。
これでも十分にブルジョワ階級感たっぷりです。
そして最後に我らがグランクラスです。
なんかもう笑っちゃいますね。
1両当たり6列です。グリーン車よりもさらに広いです。
横も4席から3席に。新幹線で隣に誰もいない状態で座れるなんてシチュエーションは、グランクラスのA席でしか味わえないワケですね。
実際に数字で見てみましょう。
指定席 | グリーン車 | グランクラス | |
---|---|---|---|
座席間隔 | 910-1040mm | 1160mm | 1300mm |
シート幅 | 430-460mm | 475mm | 520mm |
あまりの違いに笑うしかありません。
なんかもう一般席やグリーン車に乗るのがアホらしくなるくらいです。
メリットその4.ゆったり座れる
その3と被りますが、シートの前後だけでなく横幅もめちゃ広いので、座席もゆったりです。
足を伸ばしても、背が小さいと前の席に足は届きません。
こんな操作パネルがついて、背もたれだけでなくフットレストまで稼働します。
かな~り、やり過ぎ感もあり、まだこのパネルまでは操作したことはありません笑
メリットその5.カーゴスペースが広い
座席の前後間隔が広いということは、すなわちカーゴスペースも広いということを意味しています。
なんかもう巨大すぎて、何を入れたらいいのか分からなくなりそうです。
ただでさえ、足元が広いので、そこに普通の手荷物なら余裕で置けちゃいます。
秋田新幹線「こまち」なんかだと、足元も狭いし、網棚の高さが足りなくて荷物が入らないシーンをよく見かけます。
その点、グランクラスなら、スーツケースでも楽々入りそうですね。
メリットその6.電源が独り占めできる
「はやぶさ」など、比較的電源に余裕のある列車でも、1列に電源1個が普通ですね。
中には最前列の座席だけ、1席ごとに電源がついてるものもありますが。
グランクラスは、すべてのシートに電源を内蔵しています。
お茶飲みながらMacで作業とかも余裕でできちゃいます。
スマホ充電用にコンセントを譲りあったりしなくても、気兼ねなく独占できちゃうので、非常に助かります。
メリットその7.車内が静かなことが多い
これは、一概には言えませんが、比較的お金持ちが乗るので、騒ぐ人とかまずお目にかかったことがありません。
メリットその8.美人のお姉さんがつく
車両に乗り込んだ時点で、乗降口でのお出迎えから始まります。
走り始めてすぐにおしぼりサービス。
先に挙げた軽食サービスや飲み物を出してくれる、専門のお姉さんたちが車両に常駐しています。
パネルのボタンを押すと、すぐに来てくれますので、軽くご主人さま気分を味わえます笑
メリットその9.アメニティがついてくる
使ったことはありませんが、スリッパとか、なんかいろいろあるらしいです。
めんどくさくて、開けたことありませんが笑
メリットその10.気分がいい
最終的には、これに尽きるんじゃないかなー、という結論。
上質な空間で、ゆったりとした気分を楽しめます。
旅情、なんて忘れかけた言葉も思い出させてくれるほど。
まずは、いっぺん乗ってみてください。
確かに金額的には指定席と差がありますが、軽食や飲み物なんかを差し引いても、十分お釣りがくるなー、と感じます。
お試しあれ!
【追記】
グランクラスの隠れたメリットについて、書いてみた
空港だけじゃない!東京駅にもラウンジがあるって知ってる?