ツール・ド・フランスにおける最高難易度の山岳ステージとして、数々の名勝負が行われた有名ですね。
自転車ファンなら、ご存知の方も多いんじゃないでしょうか?
まぁ、わしは自転車にあまり興味ないので知りませんけどね(笑)
そんな、ヴァントゥー山の裾野に広がるヴァントゥー地域は、ローヌ川流域の新興ワイン産地です。
1973年にAOC格付けに昇格したばかりで、あまり歴史は古くありません。
新興地域なので、あまり価格帯は高くないものの、オーク樽熟成を取り入れるなど、かなり本格的な製法にこだわっている、なかなか面白い地域です。
そんな、ヴァントゥーのワインを飲んでみました。
グザヴィエ・ヴァン・コート・デュ・ヴァントゥー2012です。
スター醸造家のこだわりはハンパない!
シャトー・ヌフ・デュ・パプ。
ワイン好きなら、誰もが知っている銘醸の地ですね。
そのシャトー・ヌフ・デュ・パプを代表するエノロジスト(ブドウ栽培からワイン造りを行う醸造家)として、フィリップ・カンビと並び称される有名なスター醸造家、グザヴィエの作品です。
グザヴィエは、フランス中でワイン造りに携わってきましたが、そのテロワールに惚れ込んで、コート・デュ・ローヌのヴァントゥー地区でワイン造りを始めました。
もともと「ミネラル感を演出させたら、グザヴィエの右に出る者はいない!」とまで言われるほどの造り手です。
そのこだわりはブドウ栽培に使われる水にまで及んでいるそうな。
ミネラルたっぷりの水で栽培したブドウは、もちろんミネラル感たっぷりになります。
納得の行く水があってこそのテロワールですが、ここまでこだわっている造り手は、そうそういません。
それゆえ、グザヴィエの作品は、ミネラルたっぷりで骨格のしっかりした、骨太ワインになるワケです。
ヴァントゥーらしさが大爆発の激安旨ワイン
このグザヴィエ・ヴァン・コート・デュ・ヴァントゥー2012も、千円代で買えるワインだというのに、めちゃ高品質。
価格帯的には、数倍でもおかしくありませんね。
まるで、イチゴやチェリーをたっぷりと乗せたフルーツケーキみたいな濃厚な果実味。
ローヌなど南仏ワインにありがちな、デキャンタージュをしたくなるほどガチガチに硬い感じはなく、ミネラル感も非常にエレガントで、とても飲みやすく仕上がっています。
ヴァントゥーのテロワールを生かしつつも、スパイシーさ、アタッキーさがありません。
ローヌっぽさをいい意味で裏切ってくれています。
ブドウ配合は、シラー50%、グルナッシュ30%、ムールヴェードル20%。
ローヌでシラーが半分というのは、珍しいかも?
それでも、シラーが50%ありながら、ローヌっぽさとは違う方向の作品を作っちゃう、グザヴィエってすごいですよねー。
この1本は、ローヌとか、南仏のスパイシーさが苦手なヒトにもオススメできますね。
ぜひお試しくださいまし。
それでは今日も(≧∇≦)/□☆□\(≧∇≦ )カンパーイ!!
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