私は岩手のド田舎暮らしなもんだから、そう何度もあるワケじゃありませんが、それなりの回数は行ったことあります。
ソムリエは、料理に合わせたワインを、時にはワインに合わせて料理をセレクトしてくれる、ワインの達人たちです。
日本では、日本ソムリエ協会による民間の認定資格ですが、本場フランスでは国家資格だったりします。
そんなソムリエであっても、飲む人の好みや希望を聞かないと、選びようがありません。
はじめてソムリエがいるお店に行った時には、割と舞い上がっちゃうものです。
いくら普段ワインを飲みなれていても、ちゃんと自分の好みを伝えないと、きっちり満足できなかったりもします。
せっかくプロがいるお店に行くんですから、満足して「美味しかったですよ」って握手して帰りたいですよね。
ソムリエとコミュニケーションを取るためのポイントを4つ、お教えしましょう。
まず最初に予算
何を置いても、まずは予算感覚を伝えましょう。
その人を見れば、良い(=高い)ワインを出していいのかどうか、熟練のソムリエなら分かるそうですが、やはり予算を伝えておくと、安心です。
「きょうは2人で○○円くらいで」と言えば、それでOKです。
青天井にしておくと、7千円くらいのコースを食べて、会計で3万円くらいになることもあります笑
いま飲みたい、好きなワインのイメージ
入店して席につくと、ソムリエから必ず「何かご希望やお好みはありますか?」と聞かれます。
ここで、予算を伝えるとともに、自分の好みを伝えると良いです。
「今日は暑かったし、キリッとドライなやつが飲みたいなー」とか
「記念日デートなんで、華やかな感じのをお願いします」あるいは
「泡が好きなんで、今日は泡尽くしとか頼めるかな?」なーんて無茶ぶりも。
ともかく、いまの自分の気分を正直に伝えてください。
あとは、ソムリエの腕の見せどころですから。
定番が好きなのか、変わったのが飲みたいのか
ワインにも、定番ものと珍しいやつがあります。
特にオーナーソムリエのお店なんかだと、そのソムリエの好みがバリバリ全開なことが多いです。
冷涼な地のテロワールをよく反映したワインばかりを集めたお店であったり、ニューワールドのものにこだわって集めてるお店なんてのも。
私は、行くたびに飲んだことのないものを出してくれるお店が好きです。
そのせいか、ソムリエとトークしていても、「あ、これ飲んだことありますよ!」な~んてこともよく言います。
そうすると、ソムリエは「....変わったものも、飲んでみられますか?」と秘蔵のワインを出してきてくれたりします。
先日は、アゼルバイジャンのワインを出してもらいました。
....アゼルバイジャンって、ワイン作ってたんかい!!笑
ってな感じになります。
なかなかお目にかかれない一本に巡りあうのも、ソムリエとのお付き合いの中での楽しみですね。
グラスごとに話してくれるトークに傾聴
グラスにサーヴして、すぐにワインの説明をしてくれるソムリエもいますが、私はサーヴしてボトルをそのまま置いていかないソムリエが好きです。
その方が、何の先入観もなしに、グラスの中の世界を楽しめます。
すこーし飲んだあたりで、おもむろにボトルを持ってきてワインの説明をしてくれる。
産地の話だけでなく、造り手のこだわりなんかも聞けます。
近くの産地のワインの話なんかをすると、どんどんトークが盛り上がります。
あまり盛り上がると、お店に連れて行った彼女がほったらかしになってりしますから、ほどほどにしときましょうね笑
鉄板は予算を伝えたらあとは「おまかせで」
いろいろ書いてきましたが、自分の好みをはっきりと伝えられるほどワインに明るくなかったら、予算を伝えた後、こう言いましょう。
「おまかせでお願いします」
高級寿司屋以外では、あんまり聞かないセリフですが、ワインをこよなく愛するソムリエにも、同じ言葉をかけてみてください。
プロフェッショナルの知識をバッチリと披露していただけます。
変に知ったかぶって、自分でおかしなワインをセレクトするよりは、よっぽど美味しいワインを出してくれますしね笑
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