うちの会社に限らず、業務系システムをJavaプラグインで動かしてる、なんてのは良くある話だと思います。
しばらく使ってなかったので気が付いていませんでしたが、Google Chromeで業務アプリを立ち上げようとしたら、こんな↑表示が。
うわ、業務用なんで、プラグインのバージョンとか古いから、何かの仕様変更で一定以上昔のを動作させないどうにしたのかな?
こいつは何か仕様変更だな〜、ということで調査を開始しました。
クロームの仕様変更で、NPAPIがデフォルト無効に
調べてみたら、ちゃんとニュースになってますねw
しかも2014年の11月25日と、すげぇ前なのに気が付いておりませんでした。
NPAPIは、非常に古いAPIで、長年マルチメディアコンテンツの再生用に多用されてきました。
なにしろ昔からの仕組みなので、いい加減古くなりすぎているためにChoromeの不具合の原因になってきていることから、廃止に踏み切ったというもの。
とはいえ、Javaをはじめ、ウェブの根幹部分に使われてきているために移行もなかなか進まない、ということで、当初は2014年9月にサポート打ち切りの予定だったものをようやく重い腰を上げた格好に。
先日アップデートされたバージョン42から、NPAPIの動作をデフォルトでオフにしてしまう措置が講じられましたことにより、今回の不具合を招いたもののようです。
Javaのバージョン確認のページにアクセスすると、↑のような表示が。
なるほど、確かにバージョン42でデフォルト無効化をしたよ、というアナウンスがこっそりとされていますw
で、調べてみるとバッチリ該当です。
ChromeでJavaが動かなくなった原因はこれですね。
NPAPIを有効にすればおkだが、移行も考えよう
さきほどのJavaのバージョン確認のページのリンクをたどると、対症療法がありました。
Chromeバージョン42以降のNPAPIの有効化アドレスバーにchrome://flags/#enable-npapiと打ち込んで、「有効にする」をクリックした後、Chromeを再起動すれば完了です。
Chromeバージョン42では、NPAPIプラグインを引き続き使用するために、追加の構成手順が必要です。
URLバーに、:
chrome://flags/#enable-npapi
を入力します
NPAPIの有効化構成オプションの「有効化」リンクをクリックします。
構成ページの下部に表示されている再起動ボタンをクリックします。
開発者およびシステム管理者は、Chromeユーザーがこのブログ、特に、ブラウザ外部でWeb Startアプリケーションを実行、および追加デプロイメント・オプションの項を参照するようにサポートするための別の方法を探しています。
Javaプラグインも無事に動きました。
差し当たってはこれで動作しますが、ChromeがNPAPIのサポートを完全に打ち切ることも当然視野に入れないといけません。
いくらアナウンスしてもNPAPIからの移行が進まないのは当然です。
だって、私でさえこの話を知らなかったw
こうやってリアルに動作しなくなれば、対処も考えます。
新製品の開発にはとっくに使われていないでしょうから、もう次に導入するシステムではJavaプラグインは使わなくなるでしょう。
けれども、すでに動作している社内システムなんかの形では、かなり動作実績があるもんだから、まだしばらくは使い続けられるでしょう。
まぁ、「IE使えばいいやw」って声もあるでしょうが「枯れた」を通り過ぎて、セキュリティリスクにもなる可能性が高くなってきました。
本気でJavaプラグインをはじめとしたNPAPIからの移行を考えましょう。
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