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【LOCAL HACK DAYSレポ②】地方に息づく発酵文化に可能性を感じた!


いよいよお待ちかねのローカルハッカーたちによるプレゼンテーションのスタートです。

トップバッターは【発酵】をテーマに。

この感性イケてますねー。
いや、正直なところ林さんから「遠野に発酵のプロがいましてね〜」と事前に話は聞いてましたが、割とスルーしてましてw

このLOCAL HACK DAYSのLPを見るまですっかり記憶の彼方にあったくらい笑

なにしろ【発酵】ですよ?
地味すぎますw

発酵、と言われて真っ先に思いついたのは、酒好きなもので「醸造」です。
遠野は、わが八幡平市と同じく「どぶろく特区」の認定を受けている自治体。民宿なんかでどぶろくを出したりしてることで有名ですね

あとは…漬物?
チーズやワインなんかも発酵文化ですが、あまりイメージはない。

果たして遠野✕発酵で、どんな話を見せてくれるのかッ!?
登壇者は、佐々木要太郎氏(とおの屋 要佐藤功行氏(ロート製薬㈱ 広報・CSV推進部 東北地域連携室 室長)の2人。

開幕に持ってくるだけのすげぇネタ投下に期待しつつ………以下活目ッ!!

発酵と美食のチカラで日本を、世界を健康にする


………いきなりのダジャレっすか佐藤さんw
気を取り直して、以下ロート製薬佐藤さんのプレゼン要約でーす。

・発酵の文化が遠野に根付いている。要太郎さんのどぶろくやプロシュートは、めちゃめちゃ美味い。

・この発酵食品文化はすごい。

・ロート製薬は薬品事業だけでなく、レストランや再生医療にも取り組んでいる。

・薬に頼らない製薬会社を目指している。

薬は偉大だが、食や運動といったところから健康は生まれてくるもの

・ロート製薬の科学というバックグラウンドと、遠野の発酵文化を掛けあわせて新しい化学反応を起こしていこうというもの。

・発酵が地域を活性化させる

・どぶろくというと密造酒のイメージだが、特区が129箇所ある。(八幡平市もねw

・決して美味しいと言えないものから、うまいものまである。

ブームで終わらせるのではなく、発酵文化を使って、日本を世界を健康にしていきたい

・製薬会社らしく、DNAレベルで分析をしている。

・どぶろくの健康効果は研究されていない。乳酸菌による腸内環境の改善で、健康寿命を伸ばすことは知られている。どぶろくにはその乳酸菌が豊富。

・発酵文化はもちろんのこと、遠野にどう還元するか。

四季を通じておいしい食が食べられ、そういった場所から食文化を発信していきたい。「遠野=美食」みたいなものを目指している。

・遠野に世界から学びに来れる、食科学の総合学校みたいなものも数年後くらいには作っていきたい。遠野に研究所や生産工場をつくりたい。

・分科会では、発酵について考えていきたい。

見据える先は世界!ローカルからグローバルと渡り合う

林:おいしかったですか? 要太郎さんと初めて会って食べてみたとき。

佐藤:びっくりするくらい、どぶろくは美味しかった。それ以上にプロシュートであったりとか、熟成したカラスミですね、これははじめて食べたけれども、これを食べたときに、世界に発信できる文化だと確信した。

林:要太郎さんは、とおの屋で10年以上どぶろくをつくっていると思いますが、元々要太郎さんがやってきたこともあるし、東北内陸の文化であったりとか、そういったものが、もしかしたら世界に広がっていくかもしれない。そんな可能性というのは、職人の視点からはどうですか?

佐々木:トッププレイヤーを含めても、まだまだ世界の料理人は魚介類の熟成だったりというものに対する知識がない。未知の領域。うちのどぶろくに関しては、酵母の働きを衰えさせることなく旨味成分に変えて、それが1年先まで活性が続いているというデータを残すくらいのクオリティ。これは、清酒メーカーも持っていないデータ。うち独自のアプローチの掛け方で実現することができた。僕のがやっている料理や発酵食品というものは、非常に健康に良い。体内から体質を変えていく。それをこの遠野から発信するのは非常に重要だと思うし、世界のトッププレイヤーとも対等に渡り合える風土だな、というのは作り手としては実感しています

林:それが、例えば突如現れた……まぁ、僕が紹介したんですが(笑)、ロート製薬さんとやることによって広がる可能性についてはどうですか?

佐々木:いちばんのポイントは、皆さんの目から見ても数字として落としていけるというのは最大の魅力だと思っていて、これは僕達にはできないことなので。正直びっくりしています。

林:いい感じですね(笑) 分科会で、どういったことがこの発酵という切り口で、遠野に例えば外国人の観光客をお呼びできるかとかといったテーマで話し合ってみたいですね。

日々の生活に根付いた食文化にも、ここまでのチカラが

東北に限らず、すべての地域にはその風土に合った食文化があります。
それは発酵という加工法であったり、その土地に根付く在来種なんかもあるでしょう。

そうしたものは、多くが近代化とともに薄れ、廃れていきました。

特に都市では顕著です。
江戸の文化であったものでも、現代の東京に伝わらずに失われたものもあるでしょう。

守るべき伝統、みたいなセンチメンタルなことを言う気はさらさらありまへんが、地域の文化って、何らかの理由があるからその土地に根付き、文化になったもの。

ワインだって同じです。
その土地で生産される食材や料理と合わせると、間違いなくマリアージュします。
トスカーナの料理とトスカーナのワインを合わせると美味しいに決まってますもんね。

かろうじて地方で残る、希少だけど、実はすげぇ文化って、多分まだあるんじゃないかとめちゃ可能性を感じます

その土地で生まれ育った人間には、往々にしてその価値が分からんのですよ!
なんせ生まれた時からそこにあれば、当たり前すぎてなんとも思いませんw

どんな地域も、割と「たからのやま」だったりします。
安易に外から持ってくるのも良いですけど、その辺に埋もれてるもの、見なおしてみるといいんじゃないでしょうか。

続きは↓からどうぞ。

【LOCAL HACK DAYSレポ③】地方から日本のビアカルチャーを創っちゃおうとかヤバすぎ!
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