先日、ローカルベンチャースクールの準備クラスにオブザーバーで参加してみて、いろいろ思うところがあったので、書いてみた↓のエントリーが、なにやらほどほどアクセスをいただいているので、何回かのシリーズでちょっと起業論でも書いてみましょうか。
【潜入してみた】ローカルベンチャースクール準備クラス第7回で、可能性と志を感じまくってきたよ!
起業は目的ではなくただの結果
「起業したいんです!」こんなプロジェクトとかやってると、目をキラキラさせながら夢を語る人に会うことがよくありますが、そういう子らに、必ず問いかけることにしてる言葉があります。
「で、何したいの?」
アタマから冷水をぶっかけるような質問ですが、ここでビジネスプランを出してくる子はオッケーです。
もちろん中身はスカスカなのが普通なんで、質問を繰り返してブラッシュアップしていかないといけませんけどね。
いちばんあかんパターンは「何かで起業したい」っていう起業じたいを目的にしてる子です。
そんなバカな! とか思うでしょ?
よくいるんです、こういう子が笑
起業してる自分が好きなのか、まぁ、そこは別にどうでもええのです。
ビジネスにおいて、起業はあくまで手段の一つでしかありません。
目的を達成するために、結果として起業しちゃった、てへぺろ(・ω<)
くらいのノリで理解してもらえば、ええのです。
誰かを幸せにして、対価をもらうのがビジネス
では、ビジネスを行う目的って一体何でしょう?金儲け? 違います。カネはあくまで後からついてくるものであって、それ自体は目的でもなんでもありません。
ビジネスとは、誰かに喜んでもらう行為に他なりません。
お客さんを幸せにして、その対価をお金という形で受け取ってるだけです。
提供サービス | 顧客の幸せ |
---|---|
マッサージ | カラダの調子が良くなった! |
カラオケ | 歌って気持ち良くなった! |
マンガ | 面白い! |
全てのビジネスを組み立てるに当たって、この視点を忘れてはいけないのですが、意外と置き去りにされがちです。
「我々は何を売りたいか」ではなく、「顧客は何を買いたいか」を問う。[出典]『マネジメント』エッセンシャル版http://t.co/i543nMF21b— ドラッカーの名言ボット (@drucker95) 2014, 11月 21
そう、これなんですよ。
この視点が割とよく抜け落ちている人がめちゃ多いです。
先ほどの起業したい子たちに決まってかける言葉その2です。
「なぜお客さんは、あなたの商品にお金を出してくれるんですか?」
この問い掛けに答えられる子は、そういません。
「この資源を活かしたいと思って....」
「これをみんなに体験してもらいたいから....」
なんていうのがザラですね。
この資源は他にはない→だから顧客は買う
そんなんじゃ集客は上手く行きませんよ。
「なぜお客さんは、あなたの商品にお金を出してくれるんですか?」=「あなたはどうやって顧客を幸せにするんですか?」
っていうことなんです。
お客さんが喜んでくれれば、自分も幸せになれます。お客さんを幸せにすることで、対価をいただく。それがビジネスです。
自分のビジネスと、もう一度向き合ってみたい方。
ますは↓なんてどうでしょう?
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